ダンボール戦機

□腐女子彼女。
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名無し「一年前はジンバン時代よ!でも今の時代はやっぱりバンジンよね!!」


















一体なにを言っているんだろう、彼女は……


バン「…バンジンってもしかして俺とジンのこと言ってる?」


名無し「ビンゴ!」


俺は耐えきれずため息をついた。彼女が腐女子というのは重々承知で付き合っている。ああやって変なこと言うことも多々あるので大抵のことには免疫がついてきたからスルーすることもできた。



だけど。



今回の発言にはさすがにスルーできない


バン「俺を使って妄想するのはどうかと思うよ」


彼氏でなんちゅー妄想しているんだ!彼女は!


名無し「BL馬鹿にしないで!いいじゃない、すこしくらい妄想させてくれたって!!」


よくないだろ。


こういう自分の意志を曲げない子には少しお仕置きが必要だと思う。否、必要だ。


バン「……へぇ、じゃあ俺がホントにジンとヤッたっていいんだ?」


名無し「え?」


バン「例えば今いる俺の部屋で名無しとじゃなくジンといて、キスやそれ以上の行為をしてても名無しは喜んで見てるんだ?」


名無し「そ、それは……」


バン「名無しとはまだキスまでしかしてないのにね〜?」


名無し「ヤダ!!」


突然叫んだ名無しにビックリして目をパチクリさせる


バン「名無し?」


下に俯いて肩を小さく震わせる名無しを見てしまった、と後悔する


バン「名無し……」


肩に手をおいて慰めようとしたら、彼女が思いっきり抱きついてきた。俺たちはベッドに座って話し合っていたので勢いでベッドに倒れ込む。




ちょっ……、この状況はマジでヤバい。そんなこと考えてる場合じゃないのは分かってるけど、どうしても考えてしまう。




理性を保つんだ、俺!


名無し「…………もん」


バン「え?」


名無し「ダメだもん…。バンがキスしたりそれ以上のことしていいのは私だけなんだから…」




保つわけがないじゃないか



瞬間、俺は名無しのと位置を回転させた。


やっと見れた彼女の顔、涙は流れてこそいないが目に溜まっていて、頬を赤く染めていた。


その顔すら俺を興奮させる




さよなら。俺の理性。




名無しの「バ、ン?」


バン「ごめん。俺、もう我慢できない」





―――いただきます










end

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