黒執事

□男子高校生シエルB
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シエルの高校の文化祭

教員実習を終えたセバスチャンが見学にやってきた。


見る間に女子生徒に囲まれる

「みなさん お元気そうで」
ニコッと笑うだけで雄叫びがあがる



-さて、シエルはどこでしょう…
実はシエルには内緒でここにきた


「セバスチャン先生!」
走ってやってきたのはエリザベス

「おや お久しぶりです」

「先生、来るなら教えてくれればいいのにぃ びっくりしたわ」
嬉しさでセバスチャンの両手を掴みブンブン振り回す

「クス 今日は一人ですか?シエルさんとご一緒では?」

「シエルはねぇ 今、女の子と一緒よ」
クスクス手を口に当て笑う

「……おやおや、どうされたのですか?」
笑顔を崩さず眉毛がピクリと動いた。


「行ってみればわかるわ! 一緒に行きましょう」
リジーに引っ張られるようについていく

-まさか… 浮気してるわけじゃないですよね?
教員実習が終わってから半年、シエルはあまり学校のことを話さない。
文化祭が近いこともあり最近は準備のため帰りも遅い
しかもセバスチャンが文化祭にくることを頑なに拒否する

二人の間に隠し事なんて 気になりますね


そんなわけでセバスチャンはシエルには内緒で文化祭にやってきたのだ






「ここよ!もぅ始まったかしら」
連れてこられたのはシエルの教室


ドアを開けると…





「いらっしゃいませ ご主人様!」
女装した男子生徒が一列に並び、その中央にピンクのミニワンピース フリフリの白いエプロン ニーハイ、そしてロングのウィッグをかぶり頭には猫耳を付けたシエルがふてくされて立っていた




「っ!!!!」
初めて見るかわいいシエルに言葉をなくす







シエルが入口をみるとセバスチャンが!
気づいたシエルは恥ずかしさと怒りで真っ赤になる
-なっ!なんでおまえがいるんだ〜っ!!



「なんて、かわいらしい…」
我に帰ったセバスチャンは声を震わせシエルを上から下まで舐めまわすように眺める


シエルは横を向きセバスチャンの視線を外す


「ご指名は?」
一番近くにいた男子生徒に聞かれ迷わず
「シエルさんをお願いします」
即答した





リジーとセバスチャンが席につくとシエルが紅茶を運んできた

「とってもかわいいですよ シエルさん」

「でしょでしょ!シエルが一番よね ニコ それなのにシエルがイヤがってこの格好させるの大変だったのよぉ 」


近くでみるとほんのり化粧までしている
-あぁ 元から美しいことはわかってましたが…本当の女の子より女の子ですよ シエル! 
ニンマリしながら今夜のプレーを想像するセバスチャンだった
















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