黒執事

□恋する坊ちゃんは女の子D
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シエルとセバスチャンが大学内で一緒にいるのは珍しい


天気も良かったのでセバスチャンが作ってきたお弁当を木陰で食べていた。


「シエル あ〜ん」
セバスチャンはフォークにさした卵焼きを差し出す

「あ〜ん」
つられてシエルは口を開ける

-まったくどっちが女だかわからないな



「シエル、今夜泊まりにきませんか?」

「ん?あぁ 明日は休みだしな 社に寄るから遅くなるが」

「待ってますよ 」

セバスチャンは今夜のことを想像してニコニコしている





シエルは一つ気になることがある。
付き合っている恋人同士が必ず一度は通ること…

それは過去の男女関係



シエルは男と付き合うのも初めて
もちろんキスもHもセバスチャンが初めてなわけで

でもセバスチャンは違う    と思う…



あんなに甘いオトメンみたいなセバスチャンがHの時になると完全なオスになる

隅から隅までシエルを貪り焦らし快楽を与える
それは経験がものをいうのではないか…

これだけの美形はそうそういない
女の方から寄ってくるだろう
過去に女がいようと気にしているわけではない
ただ もしかしたら誰かと比べられているのではないかと思ったりする
セバスチャンがそんな素振りをしてくるわけではないのだが 不安になるときがある。


















☆☆☆☆☆☆
「遅くなってすまなかった」

ガバッ!
セバスチャンの家に入ったとたん抱き着かれ倒れそうになる

「会いたかった…シエル」

シエルの頭に顔を埋めながら抱きしめた腕に力が入る


「どうしたんだ?昼間も大学で会ったじゃないか」

「あなたの顔を見るまで不安なんです…ずっとそばにいたい…」

そう言うと唇が重ねられた

んっ!!

口の中を犯される




一度唇を離すとシエルと視線を合わせる

-あぁ この顔…
セバスチャンを男だと実感する

セバスチャンはシエルを抱っこするとベッドへと連れて行く

「セバスチャン?」
こんなに求めてくるのは初めてだ









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