黒執事

□男子高校生シエルA
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「シエル 今夜は送別会があるので遅くなりますよ」


セバスチャンの教員実習も今日でおしまい。
なので先生たちで送別会という飲み会を開いてくれるという。


「ふぅ〜ん じゃぁ僕は自分の部屋に帰るから」

マンションの隣同士に住んでいるセバスチャンとシエル。
お互い行き来して半同棲状態。


「ひとりで眠れますか? クスッ」

「当たり前だ」

「そんなつれないことを…」
と言うとシエルに覆い被さる

軽くキスした後、舌をからませてくる
頭を支え押し倒される

「ん…」

音を立てながら唇を貪る

耳にすり寄り甘く囁く
「ちょっとだけ…」
ニヤリとした顔

「あっ…セバ…」
シエルはセバスチャンを抱き寄せる

セバスチャンの手は服の中へと進みすでに立っている乳首をコリコリ触る

「ふぁ…ん…」


「クスッ ここ弱いですよね」
唇が乳首を舐めまわす


「下も…んっ…さわ…って…」
腰を動かしながらおねだりする

「ゆっくり楽しみたいところですが…これから学校ですから…」
セバスチャンの体が下がったかと思うといきなり竿をくわえ指で袋を優しく触る

舌を使いながら激しく頭を動かす

「んっ!!…あっー!…ぁん あっ!だ…め!あっ…激し…はぁ…はぁ…セバ…出ちゃう…あああーーっ!」


セバスチャンの口に白い液体を吐き出した

ペロっと口元を舐めたセバスチャンは…
「ごちそうさま 明日はたっぷりいただきますね クスッ」


顔を真っ赤にさせたシエルだった。










☆☆☆☆☆☆



学校では今日で見納めとばかり女子生徒に囲まれているセバスチャン

中には泣き出す女子までいる。

セバスチャンは優しく頭を撫でたりしている

-誰にでも優しいんだな あいつは…
シエルは机に肘をつきその様子を眺める

「シエルゥ〜」

「ん?リジーか どうした?」

「今日でセバスチャン先生おしまいなのね〜 ちょっと残念 
でもさ、知ってる?セバスチャン先生とアンジェラ先生が付き合ってるって!」

「まさか!?」

「お隣さんなのに気づかなかったの?じゃぁ家には連れて行かないのかしらね ウフフ」

「どこからそんな噂が…?」
シエルは聞くのが怖いような気がしてきた

「あら みんな噂してるわよ アンジェラ先生がセバスチャン先生の教員室から出てくるのを見たって!それが一度や二度じゃないって話 しかもアンジェラ先生は服装を気にしながら教員室から出てくるんですって!なんかエッチなかんじぃ ウフフ 受け持ちの学年も教科も違うのにセバスチャン先生の教員室行くっておかしいでしょ?
まぁ美男美女で素敵なカップルだと思うけど」

「へ〜…」
平然を装いながら青ざめていく自分に気づく
僕たちが付き合い始めて1ヶ月 セバスチャンは僕だけをみててくれてると思っていたが…
僕の勘違い?
あ〜…実習の初日から女子生徒を食ってたやつだったな
やっぱり女の方が良かったってことか…

涙が出そうになった
自分だけが本気だったのか…
セバスチャンは大人だ まだ高校生の自分なんか興味本位に過ぎなかったのか
しかも僕は男だし…
マイナスのことばかりが浮かんでくる


「そういえば今夜、先生たちだけでセバスチャン先生の送別会やるって話よ!もしかしたらアンジェラ先生、マンションにお泊まりかしらね クスッ」


リジーは僕たちの関係を知らないから平気で教えてくれるけど…
今の僕には苦しくて不安ばかりが募る





ふと、セバスチャンと目が合う

ニコッと微笑む
涙を潤ませてシエルも微笑んだ










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