無双短編集

□永久
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私は彼を刺した。

今更人を殺すことに抵抗など、これっぽっちも感じない。







「…死んだ、か?」




私は彼に近寄り、息を確かめる。


呼吸をしている様子は―――…ない。




「…ふんっ…人は必ず死ぬ。永遠など、ありえん。」





私は彼の亡骸に背を向けた。












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