[ BOOK 桃ッ ]
□桃ばー&桃じー
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「ばーさまー、アイム ホーム ナ〜ゥ! おまたせマイ シュガ〜 ハニー〜♪」
「おー! じーさまぁ〜、ウェル カム ホーム! マイ ダーリ〜ン〜♪」
ばーさまがじーさまに駆け寄り…お帰りなさいのキッス オブファイヤー…
(見なかったことにしよう…)
「ばーさま、今日は今世紀最大の傑作が出来ましたよー」
「ほーう? さっそく聞かせて欲しいのー」
「いやいや… 今日は超大大作ですからねー、ご飯の後にでも聞かせましょー」
じーさまの舌がばーさまの…(作者はここからの展開をイマイチ書きたくありませんので省略)…しながら、まるで…新婚夫婦のように…イチャイチャしはじめます…
「おっと、いかん! じーさまやー! 忘れるとこじゃったわー!」
「んー? 何かあったんですかー?」
じーさまが甘々な声&甘々な視線でばーさまを見詰めます
「ふ…、今日はえーもん拾てん…見てみィーや!!」
ばーさまがちょっと得意そうに、隣の部屋へじーさまを連れて行きます
そして…
ちゃぶ台の上にでんッ!!…と置かれたデカ桃を目撃したじーさまは…腰を抜かしかけ…
「こッ、これはッ!! 驚き! 桃の木! ウッキッキー!!」
「桃の木じゃのーて、桃の実じゃー!!」
思わず呟いてしまった、じーさまの意味不明な言葉に…ばーさまのするどいツッコミ(チョップ付き)が、じーさまの後頭部を直撃しました
「ば、ばーさま…いつもながら…ツッコミどころが厳しいなー」
「あったりまえじゃー!! 真のthe大阪n'魂(ジオーサカン ダマシイ)がそうさせるんや!!」
「…え、えらいことやね」
「関西弁がなってないッ!! そいムカツクからやめーやー!!」
「わかたわかた…」
じーさまがばーさまとの結婚を唯一後悔する瞬間である…
とりあえず…長年のカンで、ここは話題チェーンジ! と判断したじーさまは…
「と、ところで…ばーさま…この桃はどうしたんです? たしか…今日も川に(命の)洗濯に行きましたよねー?」
「んー? そーじゃ、そーじゃッ! 桃ッ! …なんとッ! ワテが川ん中でいつものようにトビウオ・ジャンプをキメとったらのー…」
「トビウオ・ジャンプ…すごいものをキメてるんだね…(しかも毎日ー?…)」
「(ふッ…、 それほどでもな…)なんとまー…川上から桃がなー……」
ここで、ばーさまが桃をキャッチしてその後…村人A とあやうく不倫しかけたことなどをじーさまに話しはじめた…(が、チョイ省略)
「……と、まーそういうわけでなー 茶受けを待っとんのじゃが…まだ買ーて来んのじゃよ…」