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□お勉強会
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栄口「ていうか今日の名前
雰囲気違うねー私服初めて見た!」

「ジャージで行こうと思ったんだけど
お母さんに失礼でしょって
言われちゃってさー」

栄口「そっちのほうが絶対正解
だと思うよ。田島とかうるさそう…」

「うるさいのが田島だけなら
いいんだけどさーいずみんとか
阿部とか『似合ってない』とか
言いそうだからやだなー…」

栄口「あはは…でもそれって
照れ隠しじゃない?…って
俺は思うんだけど」

「あれが照れ隠しだったら
いずみんと阿部はだいぶおかしい、
…人間として(笑)」

阿部「誰が人間としておかしいって?」

栄口「あ、阿部…」

「…ごめんなさい。」

阿部「わかればいいんだよ。わかれば」

「この鬼畜野郎。」

阿部「あ?なんだって?」

「なーんでもなーい」

阿部「その服、いいじゃん。
女の子らしくて」

「…栄口、三橋の家行く前に
阿部を修理に出しに行こう。」

栄口「阿部を修理してくれるところ
なんてどこにもないと思うけど…
やっぱり病院かな?」

「そうだね。病院にいこう」

阿部「おいっ、病院にいくのは
お前だぞ…失礼だろ、おいっ!
つーか栄口まで…ひどすぎんだろ…」

栄口「冗談だよ、冗談。名前、
ココ曲がったら三橋ん家だよ」

「おーこれかぁ!!なんかおしゃれ!!」
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