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□練習試合
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それから試合が始まった。
叶くんのパワーアップしたらしい
フォークに手がつかず、
0対0のまま4回へ。


「栄口ー打ってけー!」

田島「名前、ちょっと色気出して
栄口に向けて声出してよ」

「な、なんでッ!?」

泉「なんか面白そうじゃん」

「いひひッ…
さかえぐちくぅん、
頑張ってぇ!!
…こんな感じ?(笑)」

「「「えっ!?」」」

栄口「(名前ッ)!?」

カキーンッ

阿部「お、打った!
色気の効果出たのか?」

花井「せーのッ」

「「ナイバッチー!」」

田島「叶のフォーク打つの
栄口に先こされちまった」

「栄口に色気使えって
言ったのは田島だろ!?」

田島「まぁいいや。次は俺が
絶対打つし!」




栄口「い、今の何!?」

水谷「なに?動揺した?(笑)
新種の瞬間リラックス法?」

栄口「なんか変な感じするけど
タイミングはわかった気がする」

水谷「田島と泉が
仕組んだみたい」

栄口「あーなんかもう
ムズムズすんだけどぉ」


それから阿部が打ち上げ、
ベンチに戻ってきた。

「ナイバッチー」

阿部「うっせぇよ!それより、
肩温めないでいいのかよ」

「あ、そうだった。
みんなの試合見るの初めて
だからつい見入ってしまった」

三橋「名前ちゃん、キャッチボール
一緒、す、する?」

阿部「お前は投げなくていい
泉、できるよな?」

泉「あぁ、名前、行くぞ」

「うん。」
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