夢小説 21
□女の子扱い
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《学園パロ。原田×主人公。教師・生徒で、お付き合いしていない設定。》
「ん…あと、ちょっと」
精一杯爪先立ちして手を伸ばす、図書室の棚。
あと少しで、読みたい本に届くのに…。
一生懸命 手を伸ばしても、届かない。
あと、ちょっとなのに…。
「んっ」
もう一度 爪先に力を入れ、本に手を伸ばす。
…と、
背後から
『無理すんなよ』
と、声がし、後ろから手が伸びてきたと思ったら、私が取ろうとしていた本を、いとも簡単に取り
『ほらよ、これだろ?』
目の前に差し出される。
そこには、原田先生。
「ありがとうございます」
そう言って、本を受けとる。
『無理して取ろうとしねぇで、椅子を持ってくるとか、背のでかい奴に頼むとか しろよ?』
「はい。…でも、なんだか面倒で、つい」
『つい…じゃねぇよ。もし取れたとしても、バランス崩して倒れちまったり、本が崩れ落ちてきたりしたら、危ねぇじゃねぇか』
「はい。心配して下さってありがとうございます。以後、気をつけます」
『よし、素直でよろしい。女なんだから、無茶すんなよ。何かあったら、何時でも 何でも、俺んとこに来いよ。いいな?』
言いながら、私の頭をポンポンとして、去っていく先生。
先生からの女の子扱いが嬉しくて、熱くなってくる胸を隠したくて、手にしていた本を、ぎゅっと抱き締めた。
―終り―
背伸びをして、本を取ろうとする、主人公ちゃん。
それを、後ろからスッと取ってくれる、原田先生。
そんなワンシーンを、お話にしてみました。
こんなワンシーン、経験した事はないですが、是非経験してみたいものです。
勿論、お相手は原田先生で♪
そして、女の子扱い されたいです。
猛烈に、されたいですね。
ここしばらく、女の子扱いなんて、とんとご無沙汰な美夜でした。
最後迄読んでいただき、ありがとうございました。