夢小説 20

□冷やしメロンパン
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「美味し〜い」

すっごく幸せそうな顔をして、冷やしメロンパンを食べる君。

なんでも、冷たいメロンパンの中に、凍ったクリームが入ってるんだって。
僕は、食べた事ないけどさ。

「これ、すぐ売り切れちゃうのに、今日はまだ残ってるなんて、ラッキーです」

ニコニコ笑顔で言う。

『夏になると、なんでも冷たくしちゃうなんて、安易だよね』

「でも暑いんですもん。冷たいものが、恋しくなりますよ」

『そうかな。僕は別に平気だけど』

「そうですか?私は、冷たい物が恋しくなっちゃって。暑さを冷ましたくて仕方ないんです」


冷ます、ねぇ。


『言っとくけど、僕の君を想う気持ちは、何をしても冷めたりしないからね』

言って、君の頬にキスをする。

君の頬が いつもより熱かったのは、やっぱり暑さのせいなのかな?
それとも…。


―終り―


【後書き】
Web拍手にUPしていたお話を、こちらに移動しました。

最後迄読んでいただき、ありがとうございました。

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