夢小説 16
□氷が溶け出すように
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《皆様の好きな方を思いながら、読んで下さい》
少しずつ、でも確実に温かくなってきている。
だって、春は もうすぐ。
温かくなって、氷が溶けだすように、臆病という名の氷が溶けだして、閉じ込めたはずの、あの人を「好き」という気持ちが溢れてくるよう。
春だもの。
春だから。
重いコートを脱いで、淡い色の春コートを着たなら、いつもより少し軽い足取りで、あの人に会いに行こう。
今なら、もしかしたら、この気持ちを伝えられそうな気がするから。
―終り―
【後書き】
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最後迄 読んでいただき、ありがとうございます。