すきなのは…
□やさしさ
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「うっ…」
我は暗い中で意識を取り戻した。
何故か手を後ろに縛られている。
あぁ、そうだ。思い出した。
我は長宗我部と戦って負けたのだった。
でも、何故我を殺してないのだろうか?
落ち着かず、辺りを見回す。
ここは、石造りの牢だった。
海が近いのか、かすかに潮の香りがする……
そのとき、
「よお、気がついたか?」
「長、宗我部か…」
「おう」
長宗我部は牢の鍵を開けてよって来る。
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