すきなのは…

□やさしさ
1ページ/7ページ



「うっ…」



我は暗い中で意識を取り戻した。


何故か手を後ろに縛られている。


あぁ、そうだ。思い出した。


我は長宗我部と戦って負けたのだった。


でも、何故我を殺してないのだろうか?


落ち着かず、辺りを見回す。


ここは、石造りの牢だった。


海が近いのか、かすかに潮の香りがする……


そのとき、



「よお、気がついたか?」


「長、宗我部か…」


「おう」



長宗我部は牢の鍵を開けてよって来る。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ