すきなのは…
□Happy Birthday
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「おい、ノイトラ!ウルキオラに何て格好させてんだよ!?」
ウェコムンドに帰ると、
グリムジョーがノイトラに抗議すると言い張り、
オレは第五宮についてきた。
ノイトラは夏かぜを引いたとか行ってたくせに、元気そうだった。
あれは、ウソだったのか…
「いやー、やっぱ女物だけど、よく似合ってるな、ウルキオラ。
そう思うだろ、グリムジョー?」
「うん…かわいい」
「あ、ありがと…」
「て、違う!だから、何でウルキオラにこんな格好させてんだよ!?」
「そりゃ、お前がウルキオラ好きなの知ってるからな」
「え…?」
「ば、バカ!何で今言うんだよ!
ウルキオラ、今のは違うんだ。その…オレはっ」
「グリムジョー、好き」
オレの口からは唐突にそんな言葉が漏れていた。
「え…?」
「だから、グリムジョー好き」
言ってしまった。
この少しの時間、グリムジョーといて、感じていたことを。
嫌われる、かな…オレ、男だし。
「なら、オレと付き合ってくれるか?」
よかった…。嫌われてないみたいだ。
それに付き合ってくれるかって…!!
「喜んで」
オレはいい返事を笑顔で返した。
今年はオレがグリムジョーへのプレゼントだな。
〜Concluedere〜