転校生のあのこ
□3話
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『そうなんだ。あ、紫音でいいよ!』
「あ…ありがとう///」
星降くんは顔が少し赤かった。どうしたのかな?
「あ、俺も紫音って呼んでいいかな?」
『うん、もちろんだよ!』
「ありがとう…///」
喜多くんまで赤くなってる…。大丈夫かな?
「ちょっとちょっと〜。紫音〜。早く食べよーよ」
宵一くんはほっぺをふくらましていっていた。
女の子みたいで可愛い、なんて思ってしまった。
「喜多。遅くなったな。また女子がオレを囲んできて来るのに苦労したんだ」
声がする方を見てみると紫色の髪を肩ほどまで伸ばし唇には髪と同じ色のルージュを塗ったビジュアル系のような男の子がいた。
さっきの発言からするにモテるんだろう。
ところでこの人は一体……?まさか…。
「紫音。こいつが隼総だ」
や、やっぱり…。1年生だけど身長もけっこうあるしなによし雰囲気が…。ちょっと怖い、かも。
「////!!オレは隼総英聖だ。お前は?」
いきなりお前ですか。どうしよう。ってか隼総くんも顔赤いし…。
『鳥遊…紫音です。よろしくね』
うまく言えたかなー…。
怖くて顔が見れない。
「紫音か。オレのことは英聖って呼べよな」
マジですか。そうですか。
でも仲良くなりたいって意味にとっていいんだよね?
『わかった。英聖くんだね!』
なんとか仲良くなれそうかな。