転校生のあのこ

□2話
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「えー。喜多と星降も来るの〜?まぁいいや。紫音。こいつら紹介するよ」

西野空…宵一くんの説明によると
オレンジ色の髪をまとめた男の子は喜多一番くんと言って
長い髪をした男の子は星降香宮夜くんと言うらしい。

いい名前な上にいい顔でうらやましい…。

…というわけで4人で学校をまわることになった。
学校中の人の視線が痛い…。



「…ふ〜。わかった?だいたいこんな感じだよ〜」
『うん、ありがとう。あ、チャイム鳴ったから行こう!』
「あ、良かったら放課後サッカー部来ない〜?」
『え?なんで?』

もしかして宵一くんはサッカー部なのかな?

「僕の部活してるとこ見てほしいかなってさ〜」
やっぱりそうなんだ。行ってみたいかも…。

「あ、俺と星降もサッカー部なんだ。来てくれたら…その、嬉しい」
『わかった。行くね!』
3人とも嬉しそう。よかった〜。
そして授業はあっという間に終わり、昼休みに。
誰と食べようか…と考えていると

「紫音〜。一緒に食べよーよ」

宵一くんが誘ってくれたおかげで1人にならないで済んだ。
そして喜多くんと星降くんも来て4人で食べることになった。


「そういや隼総今日はどうしたんだ?」

聞いたことのない名前に首をかしげる。

「あぁ…。紫音…は知らないよな。同じサッカー部の1年の隼総英聖ってヤツ。そういえばおれも名前で呼んでいいの?」

星降くんの説明で納得したけど、1年も仲良いなんてうらやましいなぁ〜。
って名前なんか全然いいのに。

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