Zzz

□ノートマジック
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ある日の授業中のこと。

先生の話が子守歌のように聞こえてくる。
ついついボーっとしていると、

「ねぇ真冬〜。ノート見せて」

と隣の席の宵一くんが話しかけてきた。
あぁ、一応ノートとっといてよかった。
ハイ、と渡すとありがと〜と嬉しそうに受け取った。
眠かったから字汚くないかな?とかいろいろ心配になって宵一くんの方を見ていたら、

「なぁに?僕がかっこいいからみとれてたのぉ?」

『えっ!ち、違うよ//』

「なんだぁ〜」

今は確かに違ったけど私は宵一くんはかっこいいと思う。
普段はへにゃへにゃだったりして頼りないしどっちかって言うなら可愛い感じだけど……

サッカーしてる時の宵一くんはすごくかっこいいと思う。

なぜか最近目で追っちゃうんだよね。

「はい、真冬助かったよぉ」

『いえいえ』

「…ねぇ、」

なんだかイヤな予感がする。
ニヤリと宵一くんが笑っている。

「ノートのさっきのページの隅っこ見て」

『?うん、わかった…』


ペラッとめくると
"部活いつも見ててくれてありがとう、大好きだよ"

『…/////』


ちらっと見ると
さっきとは違うニコッとした笑顔で耳元に近づいてきた。

「付き合ってくれるよねぇ?真冬」

『ひゃ…う、うん、あたしも宵一くんが好きだから////』


「えへへっ////」


照れてる宵一くんも可愛いな。

これから毎日が楽しみだな♪

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