KB小説(腐向け)

□苦労人?(ゆたかな)要サイド
1ページ/1ページ

あいつは大人だ。

要:待てぇぇ子ザル、祐希!!

俺はその「あいつ」の弟と子ザルに今日もイラつかされている

*************

要:はぁ…
悠:お疲れモードですねw
要:誰の弟のせいだ

こいつ、昔は祐希そっくりで
二人してよく俺を怒らせてたのに
今は何か大人っぽくなって

悠:まぁいい運動になるんじゃない?w
要:お前…(-"-#)

まぁ、ノリは祐希そっくりだがな。
俺はこいつといる時は唯一落ち着いて話せる。
…はずだった。

悠:ちょっと…羨ましい…かも

何が?何が羨ましいって?
いや、俺の聞き間違いか…
じゃあこいつ…何て言ったんだ?

要:あ?何か言ったか?
悠:んーん

無表情でこいつは答えた

改めて見ると本当双子ってそっくりなんだな

というか
何だよこの沈黙…

いや、これが普通か

いつも子ザルと祐希がうるさいからそっちに慣れ…

悠:要、

色々考えてたら急に話かけられて少しだけ驚いちまった

要:何だよ
悠:お疲れ様
要:だぁから誰の弟のせいだと思ってんだ!!

何だそれ

つか、お前は疲れねぇの?

毎日祐希と一緒で…

…兄弟だから、そういうのは無いのかもな
羨まし…くはねぇか

悠:要は祐希達を怒ってる時が一番楽しそう

また急に話かけられて驚いたじゃねぇか
いや、はなしかけられた事より話の内容に驚いたわ

要:はぁあ!?お前何言ってんだよ!
悠:羨ましいな
要:何がだよ…
悠:え?あぁ、何でもない、

何か今日のこいつ…大丈夫か??
つか言いかけてやめられると気になる…

要:お前…言いかけてやめるのってこっちは良い気しねぇんだぞ?

そう言って俺は少しだけ体を前に傾けた


思ったより近くなってしまった

改めて…綺麗な顔立ちしてるわこいつ。
…って俺は変態か!!

あぁ、ついに自分にまでツッコミをいれるようになっちまった…

とかどうでもいい事考えてたら

いつの間に俺の唇には悠太の唇が触れていた

え、ちょっ…は!??
な、何なんだ?え??

ここは怒るべきなのか?

だが体が動かな……

どうすっか……

っていうか悠太、
早く離れろよ…

俺、今動けねぇんだってお前のせいで!!

…仕方ねぇ、無理矢理にでも喋るか…

要:ゆ…t

うわっ…何か自分の言うような喋り方じゃねぇ!!
恥ずい

悠:要…

悠太は口を離した


認めたくないが同様している
要:お前…は…何やってんだよ…?

何を理由に?
だって男────

要:本っ当に…お前…何がしたい……


単なるからかいならやめろ


俺はせっかく大人っぽいお前を好きに…

いや好きとか違くて…

その───

本当、困らせんなよ

何だよ、祐希や子ザルとは違う大人の困らせ方か??


彼は俺より大人だ
…だから俺はこんなにも同様してしまうのだ。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ