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□苦労人?(ゆたかな)要サイド
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あいつは大人だ。
要:待てぇぇ子ザル、祐希!!
俺はその「あいつ」の弟と子ザルに今日もイラつかされている
*************
要:はぁ…
悠:お疲れモードですねw
要:誰の弟のせいだ
こいつ、昔は祐希そっくりで
二人してよく俺を怒らせてたのに
今は何か大人っぽくなって
悠:まぁいい運動になるんじゃない?w
要:お前…(-"-#)
まぁ、ノリは祐希そっくりだがな。
俺はこいつといる時は唯一落ち着いて話せる。
…はずだった。
悠:ちょっと…羨ましい…かも
何が?何が羨ましいって?
いや、俺の聞き間違いか…
じゃあこいつ…何て言ったんだ?
要:あ?何か言ったか?
悠:んーん
無表情でこいつは答えた
改めて見ると本当双子ってそっくりなんだな
というか
何だよこの沈黙…
いや、これが普通か
いつも子ザルと祐希がうるさいからそっちに慣れ…
悠:要、
色々考えてたら急に話かけられて少しだけ驚いちまった
要:何だよ
悠:お疲れ様
要:だぁから誰の弟のせいだと思ってんだ!!
何だそれ
つか、お前は疲れねぇの?
毎日祐希と一緒で…
…兄弟だから、そういうのは無いのかもな
羨まし…くはねぇか
悠:要は祐希達を怒ってる時が一番楽しそう
また急に話かけられて驚いたじゃねぇか
いや、はなしかけられた事より話の内容に驚いたわ
要:はぁあ!?お前何言ってんだよ!
悠:羨ましいな
要:何がだよ…
悠:え?あぁ、何でもない、
何か今日のこいつ…大丈夫か??
つか言いかけてやめられると気になる…
要:お前…言いかけてやめるのってこっちは良い気しねぇんだぞ?
そう言って俺は少しだけ体を前に傾けた
思ったより近くなってしまった
改めて…綺麗な顔立ちしてるわこいつ。
…って俺は変態か!!
あぁ、ついに自分にまでツッコミをいれるようになっちまった…
とかどうでもいい事考えてたら
いつの間に俺の唇には悠太の唇が触れていた
え、ちょっ…は!??
な、何なんだ?え??
ここは怒るべきなのか?
だが体が動かな……
どうすっか……
っていうか悠太、
早く離れろよ…
俺、今動けねぇんだってお前のせいで!!
…仕方ねぇ、無理矢理にでも喋るか…
要:ゆ…t
うわっ…何か自分の言うような喋り方じゃねぇ!!
恥ずい
悠:要…
悠太は口を離した
認めたくないが同様している
要:お前…は…何やってんだよ…?
何を理由に?
だって男────
要:本っ当に…お前…何がしたい……
単なるからかいならやめろ
俺はせっかく大人っぽいお前を好きに…
いや好きとか違くて…
その───
本当、困らせんなよ
何だよ、祐希や子ザルとは違う大人の困らせ方か??
彼は俺より大人だ
…だから俺はこんなにも同様してしまうのだ。