短編-Short-
□「夕陽とアイツ」
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学校も終わって家に帰ると、明日が締め切りの課題を教室に忘れてきたのに気づいた
いつもなら普通に無視するが、
流石に成績がやばい、と言われたのを思い出し
面倒くさいが取りに行くことにした
(あー、かったりィ。しかもまだ全然終わってねェ・・・土方にでもやらせるか?)
教室の前まで来ると、もうすっかり夕陽が教室に差し込んでいるのがわかる
そのため中に誰かがいる、ということはすぐわかった
(銀八か・・・?)
ガララッ
そこにいたのは意外にも
「チャイナ・・・?」
「クソサド・・・?」
アイツも俺が現れたことが意外だったのか驚いた顔をしている
「なんでお前こんなところにいるんでさァ」
「そっ、それはこっちの台詞ネ!」
「俺は明日が締め切りの課題を取りに来たんでィ」
「わ、私もそんなとこアル・・・」
(なんでコイツこんなにどもってんだ・・・?)