東方の物語

□機械の心
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零「おらおらおら!どうしたぁ! その程度かぁ!?」

「くっ・・・まだまだ!」

カキンカキン。
と、剣同士がなり響く音がなる。

零「いいねぇ、楽しいねぇ、楽しいなぁ」

「戦闘狂め・・・」

零「それは一種のほめ言葉だよ、行くぜ!」

カツン・・・カツン・・・。
と、どこからともなく足音がする。

零・空「?」

?「対象発見」

何がだ?と思うが、しんどくて、声に出ない。

零「はぁ・・・はぁ・・・」

「くそっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

息が、切れているところへ、正体不明の女が、一言、声にだした。

?「戦闘モード、オン」

と、同時に、彼女の周りにさまざまな武器が浮かび上がり、彼女自身の体にも、特殊なスーツみたいなものに纏われ始めた。その最中に、

零「はぁ・・・はぁ・・・どうする?空?どうやら、第3勢力とやらがきたみたいだぜ?」

「はぁ・・・はぁ・・・そのようだな」

はっきり言って、いますぐ逃げ出したいが、そんな選択肢はないだろう。

零「俺と、お前と、相手の1対1対1で戦うか、俺とお前、そして相手の2対1で戦うか。どっちがいい」

この戦闘狂め・・・。と口から出そうになるが、グッとこらえて、

「くっ・・・ここは2人で戦うしかないようだな」

俺たち2人とも傷を負っている状態で、まだ戦うのは、正直、つらい。・・・はっきり言ってさっきから逃げ腰なような気もするが、このさい、どうでもいい。

零「くはは・・・いいねぇ・・・お前との共闘、ひとつ夢が叶ったぜ」

・・・言う言葉も、思う言葉もねぇや。

「はっ・・・そういう馬鹿はこれが終わったらいいやがれ」

と、馬鹿なことを言い終わると同時に、

?「戦術システム起動」

彼女の準備も万全になってしまったようだ。

零「来るぞ!」

「分かってらぁ!」

――ジャキンッ

と、金属を構えたような音がしたが、逃げ腰では、真っ先にやられる対象だ。一気に・・・攻めるッ!

「いくぜ!」

?「周囲の半径5m、円状に攻撃します」

そういい終わると同時に相手の武器から、青い火の収束したようなものが飛んでくる。それを跳躍でかわすが、零は逆につっこんでいき

零「龍牙螺旋剣舞、16連!」

零の刀が高速の剣舞が始めると同時に相手もそれを防ぎ始める

零「ちっ! まったく当たらねぇ」

?「高圧水流銃(ウォーターハイドロガン)用意」

零「あぁ!? くっそ!」

と、大盾を構える零。しかし、それを避けてこっちに向かってくるものもある

零「おい!そっちに何発かいったぞ!」

「分かってる!『黒』」

発動と同時に力がみなぎってくるのが分かる。相手が高速でせまってくるがその力を使ってなんなくかわす

零「魔王モード・・・ねぇ」

・・・言ってる意味がさっぱり分からないため、無視する

「ヒャハハハ!どうした?それで終わりかぁ?」

?「・・・危険対象確認、眼前の敵を集中攻撃します」

「そうしろ、そうでもしなくちゃお前が・・・壊れるからなぁ!アハハハハハ」

?「装弾筒付有翼徹甲弾 用意」

「おい! でかいの来るぜ!」

零「分かってらぁ!」

零はそこで大盾を構えるが、俺には必要ない。

零「何してるっ!」

決まってるだろう?『黒』は攻撃を無力化できる能力があるんだぜ?

「必要ないんでねぇ!」

?「発射」

異常な速さで弾がせまってくる。それは、

「拒絶しろ」

なんなく弾は黒き呪いによって消される。

零「はっ・・・マジかよ」

あれ?知らなかったのか?・・・まぁいい、相手に集中しよう。

?「電磁砲(スパークブラスター)用意」

零「おいおい・・・マジかよ」

「あれは・・・いけるか?」

?「範囲拡大中」

急に体中に巡っていた力が急に消えていくのが感じ取られた。

「くそっ・・・!こんなときに『黒』がっ」

弱点は長い間能力を発揮できないところがこの『黒』の弱点なのだ。

?「出力安定、発射用意」

零「避けろ!」

「っ!」

俺は思いっきり右に飛びずさるが、

「間に合わないっ!!」

零「空ぁ!!」

電磁砲がもう近づいているため、さらに避けることは無理なようだ。当たることが確実なため、覚悟をする

「くっそがぁ!!」

体を丸め、ダメージを少しでも少なくしようとする。

蒼緋「そこで私が登場っと!」

誰かは予測つかないが、急に割り込んできた誰かがいた。
普通の奴だったらこんな力の電磁砲をうけたら間違いなく、消し飛ぶ力に対して何の対策もせずに。何も持たずにこちらの間に入ってきた奴がいた。

「なっ・・・、馬鹿!避けろ!」

蒼緋「いいんだって、防性防壁展開!」

?「出力30%まで拡大」

この声は・・・間違いなく、蒼緋だ。

「お前・・・俺のことはいいから避けろ!」

?「発射」

「くそ!おい!」

蒼緋「だから大丈夫だって」

バチバチバチッ。
と、電磁砲と防壁がぶつかりあって、ずっと音が鳴っているが蒼緋の力は大丈夫なのだろうか?

蒼緋「あはは、大丈夫だって、まだ余裕すぎだから♪」

と、ロリな蒼緋はこっちを見て笑いながらそう言う。顔に出てるらしい。

「・・・」

蒼緋「あ、そうそう。私は基本として、防御用として扱ってね」

あるキャラクターのセリフを借りるなら・・・訳が分からないよ。って言いたいが、何となく言いたいことは伝わってきた。

「まぁ、考えておく」

蒼緋「わ〜、何それ。答えになってないよぅ」

と、頬を膨らませるが、それにちょっと可愛いって思ってしまう俺がいた。

蒼緋「どう?元気でた?」

こっちの気分を高めるために馬鹿なことをしたのか、こいつは。 と思ってしまうが口には出さない

「おかげでな」

蒼緋「そう、よかった」

・・・いつの間に俺はロリコンになってしまったのだろうか、解せぬ。
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