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□あなたの笑顔が1番好き〜花井〜
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花井「鈴!!」

鈴「あっ!花井くん!おはよぉ〜」

花井「おはよー」


この人は私の彼氏、花井梓くんです。
今日は朝から2人っきりでデート!!
あたりまえだけど(笑)


花井「今日どこ行きたい?」

鈴「んー…楽しいとこ!」

花井「またお前はその答えかよ」

鈴「だって花井くんと一緒にいられるだけで幸せなんだもん!」

花井「////じ…じゃあとりあえず適当に歩くか」

鈴「うん!!」


花井くんはいつも彼女想いで本当にいい人。
何も言わずに手繋いでくれるところとか、優しいところとか、
全部ひっくるめて大好き!


Aさん「あっ!花井だ!よぉ花井〜。彼女とデートかい?いいねぇ。」

Bさん「羨ましいぞー梓くぅ〜ん(笑)」


あ、
花井くんのクラスの女の子達だ。


花井「そーだよ、デートだよ。悪いか?!てか梓って言うな!!」

AさんBさん「キャハハハハ」

Aさん「じゃああたし達もう行くね。ばいばぁ〜い」

花井「ん、あぁ。じゃあな」


やっぱり花井くん、
あの子達と仲…良いのかなぁ…?
やっぱりクラスの子達と一緒にいた方が楽しいのかなぁ…?


花井「ごめんな?あいつらいつもあんな感じなんだよ」

鈴「あ、ううん。大丈夫だよ」


いつも…かぁ…
やっぱそうだよね。
クラスの子だもんね。






ーーーーーーーーーーーーーーー


結局私たちは、
行く当てもなくただそこら辺を歩くだけのデートをして、
1日を終えました。


花井「結局何処も行けなかったな。何かごめんな?俺がちゃんと計画立ときゃよかったよな」

鈴「そ…そんなことないよ?歩くだけのデートも楽しかったよ?」

花井「そうか?…ならいいけど」



楽しかった…けど、
私…
ちゃんと花井くんの彼女としてのこと…できてるのかな?
私といて楽しいのかな?
やっぱりクラスの子達といたほうが楽しいのかな?


花井「鈴??」


考えれば考えるほど胸が苦しくなってくるよ…


花井「鈴!!」

鈴「ほぇ?!あ…な、何?花井くん」

花井「何かさ、悩み事とかあんの?」

鈴「え?いや…ないよ?」

花井「…いや。絶対あるだろ?何か鈴元気ない」

鈴「そんなことないよ」


ヤバい。
悩んでることバレてる…
でも流石に『私のこと好き?』なんて聞けるわけないよ。


花井「もしかしてさ…今日会った俺のクラスの女子達が関係してる?」

鈴「!!」


こ、ここまでバレてるとは…
恐るべし花井くん…
って、こんなこと思ってる場合じゃない!


鈴「ほ…本当に大丈夫だから!気にしないで。…あ、もう家着いたから…送ってくれてありがと。…じゃあね」


花井くん「待てよ!」

鈴「え?」

花井「やっぱり今の鈴、絶対変だ。」


うわ、捕まった…
うへぇ〜、そんな目で見ないでよ〜(泣)


花井「俺…思うんだけどさ、お前は、自分の思ったことを素直に言えないのが駄目だと思うんだ」


ど…どーいうこと?


花井「困ったこととか悩んでることとかさ、全て素直に言えよ。悲しいときは悲しい。泣きたいときは泣けばいいんだよ」


え…?
な、何で?
涙が、止まらない。


鈴「ぅ…ふぇ…」


花井「だからさ。泣きたいときはいつでも胸貸してやるから。だから、今は笑えよ。俺は…お前の笑った顔が1番好きだから」


何か…
心が軽くなってきた気がする。
何でだろう…


花井「な?」

鈴「うん!((ニコ」

花井「//////んじゃあ、次またこんなことあったら罰ゲームだかんな?」

鈴「えぇ!?何で?」

花井「こう言っておけば、もう泣かないだろ?」

鈴「////う、うん!!」

花井「罰ゲーム何にしようかなぁ〜。ちゃんと考えておかなきゃな」

鈴「えぇ〜!花井くんの意地悪ー!!」




私は世界一幸せ者です!!




END



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