【小ネタ】沖土例えばさ*


パロが少し苦手な管理人ですが、妄想はします。
そんな妄想をちらほら書き込みます。(沖x土だったり、沖+土だったり)

※下ネタ有るので、苦手な人はご遠慮下さい。

※小説ではありません。

※更新履歴には載りません。

※こちらで頂いたコメントの返信は、同じ小ネタのコメント欄にてお返事させて頂きます。

20120612〜*
◆【過去拍手お礼文】 

【ある日常にて】


風呂から上がり、脱衣所で目にした光景。

それは、鏡の前に立ち、何か液体の様なモノを顔に塗りたくっている山崎の姿だった。

「おめ、何だ、それ」

不思議に思い、声を掛ければ、

「あ、副長。これは化粧水です」

「はぁ?化粧水?」

奴はニヤリと笑いながら、

「そうですよ。これからは男もこうして肌の手入れをする時代です。副長も使います?」

「いらねぇよ、んなもん。ったく、馬鹿馬鹿し・・・」

言い掛けた時、

「なんて、嘘です。これ、沖田隊長から貰ったんですよ。何か買った時、オマケで付いてきたみたいで。サンプル品だけど捨てるの勿体無かったんで、今日初めて試してみました。でも毎日こんな事するのは面倒ですね。俺には無理です」



・・・・・・。
ふーん、総悟か。



すると脱衣所の別の場所から、

「山崎なんてまだいいじゃん。俺なんてこの前不気味なストラップ押し付けられたぜ」

「俺も変なストラップ貰った。あれって、ペットボトルのオマケだよな」

「多分」

「隊長、ああいうオマケとか結構押し付けてくるよな。要らないなら捨てればいいのに」

その場に居た隊士から次々と声が上がった。



・・・・・・。
ふーん、総悟か。



俺の部屋の引き出し。そこのある一角には先程の山崎や隊士たちと同じよう、総悟から押し付けられた様々なオマケたちが眠っている。

可愛らしいキーホルダーや不気味なストラップ、そしてリアル犬フィギュア。確か小さな手拭いもあったハズ。

それらは全て袋に入ったままで、その引き出しの中は酷くカオスだ。



何か買い物をしてくる度に俺の部屋に上がり込んでは、

「またオマケが付いてらぁ。こんなん、いらねぇ。あげる」

「俺だっていらねぇよ」

「じゃあ捨てといて」

言いながら引き出しに勝手に入れるのは、もう日常茶飯事で。

迷惑以外の何物でも無い奴の行動。鬱陶しいとさえ感じていた。

しかし人間ってのは自分勝手で。

押し付けられているのが俺だけではないと知った今、『俺以外にも居たのか』と少しだけモヤモヤする自分が居た。

いかん、いかん。そんな事を言ってしまった日には、総悟の奴は調子に乗り、俺の引き出しが更に大変な事になってしまう。



ただ、奴の気紛れもワガママも、俺だけに向けられればいいのに。奴の全てを独占したい。


・・・・・・。


一瞬とはいえ、そんな考えを巡らせた事は忘れよう。



20130515*めふ

 

2013/09/26(Thu) 22:04

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