【リクエスト】

□愛しているの証拠
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野郎が怪我をした。

久々の大怪我だ。一つ一つの傷は深くないが、至る所に負った無数の傷。ダメージは相当。

入院は免れたものの、安静は絶対で。動こうものなら、いつ傷が開いてもおかしくない状態だった。



「入院すればいいのに」

「だめだ。有事の際、近藤さんだけじゃ負担が大きい。こんなザマでも屯所に居りぁ何かしら役には立つだろう」


包帯だらけの身体で蒲団に潜りながら。口だけは一丁前だ。


「そうですかィ?動けないあんたの世話は誰がするんでィ。大人しく入院してた方が幾分役に立ってたんじゃないの?」

「るせぇな。誰もてめぇに頼んじゃいねぇよ!第一もう俺は動ける」
 
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