弐
□ボタン
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ないハズのボタンが俺にもあった。
『恋』とか『好き』とか『片想い』とか。
所謂、そんな類のボタン。
そのボタンは厄介なことに、ON/OFFの切り替えが自分の意思で出来ない。しかも、一度ONになってしまえば、なかなかOFFになることもない。OFFの仕方が分からないのだ。
そのボタンは、どこに付いてるのか分からない。でも確実に俺のどこかに存在する。だって自覚してしまったから。
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