ZZZA

□フェイク・ラブ
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ゲ(お、紅と付き合ってることを言うのか!)



ラ(綱手様には言ってないもんな!)



カ(まぁ、潮時だろ)



綱「何だい?」






アスマは険しい顔つきだった。紅がいるのに、見合いするわけにいかない。カカシとガイが免除なら、自分もそうして欲しい。色恋沙汰を仕事に持ち込みたくないので秘密にしていたが、アスマは勇気を出した。






ア「オレは!ι」



綱「ああ」



ア「何でもありません||||ι」



カ・ゲ・ラ(((ヘタレめ)))






ピヨッた。カカシたちから大きなため息が漏れた。






カ(ダメじゃんι)



ア(うるせぇ||||)



ガ「お前はどうするんだ?」



ゲ「子ども以前に、見合いは性分じゃねぇーよι」



ラ「心配かけて悪いですけど、そういうのは自分で探したいですι」



綱「うるさいねぇ」



ラ「うるさいってι」



綱「ごちゃごちゃ言わず、さっさと貴様らのDNAを撒き散らしてこい」



ゲ・ラ「「Σパワハラで訴えますよ!?#」」



カ・ガ・ア「「「・・・|||||」」」






種馬扱いされた。カカシも免除されたが、同情して友人らの逃げ道を確保しようと考えた。しかし綱手がギロッと睨み付けてきたので、あっという間に怯んだ。






綱「言っとくが私は本気だよ?#」



カ「みたいですね・・でもオレらは帰っていいでしょ?ι」



ガ「用事は済んだでしょう?」



綱「いーや、まだ済んでないよ」






カカシとガイは顔を見合わせた。見合いが上手く行くよう手を貸せ、ということか。






ガ「他にに何か?」



綱「見合いが失敗したときのことさ」



カ「何か代打案でも?」



綱「失敗したときは、独身の上忍及び特別上忍は全員・・」






カカシたちは構えた。綱手が机にあるものを置いた。それは1つのビーカー。






綱「自ら出せ#」



カ・ガ・ア・ラ・ゲ「「「「「Σな、何ーーーっ!?|||||;;」」」」」






綱手が引き出しから次々とビーカーを出していく。どうやら“ナニ”のことを言ってるらしい。並んだビーカーに自分たちの名前が書かれてあった。カカシたちは開いた口が塞がらなかった。






カ「Σあんた、何言ってんの!?|||||;;」



ガ「Σあまりに恐ろし過ぎる連帯責任ですよ、というか出すって!?||||;;」



ア「Σホント、デリカシーが無いにも程があるな!!||||;;」



ラ「Σオレらに人権はないんですか!?||||;;」



ゲ「;;||||Σ綱手様に犯されr」



綱「Σだったら本気で探しな!!#」






また机が叩かれ、その衝撃でビーカーがいくつか倒れた。そして綱手は椅子から立ち上がって、彼らを一睨み。前のめりになって、威嚇するがごとく右手を上げた。カカシたちは殴られると思って構えた。





綱「これだけやって失敗したら里の損失は大きい・・・」





しかし殴られなかった。代わりに綱手は指の関節をバキバキ鳴らした。






綱「火影である私が直々に絞り出してやろう#」



カ・ガ・ア・ラ・ゲ(((((怖っ|||||)))))






ひぃ。まるで“ナニ”を絞り出そうとする手の動きに、5人は一斉に下半身を隠した。
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