ZZZA
□カフカ
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【紅の部屋】
主「・・・」
とある日の午後。紅のアパートの部屋の前。
主「・・・||||」
(ジーー)
せつなは廊下に飾られた大きな鏡を見ながら青ざめていた。
主「ニャ、ニャ、ニャξξξ|||||」
なぜなら、
主猫「Σニャアアアアアアアア(何じゃこりぁ)!?|||||;;;」
(パッ)
突然、身体が“猫”になったから。
主猫「Σフニャアアアア(どうなってんのよ)!?|||||;;;」
(ワタワタ)
主猫「Σニャア、ニャーー(これか、これのせいか)!?|||||;;」
大慌てな彼女。彼女の言う“これ”とは紅の部屋のドアに書かれていた怪しい術式。特に警戒することなくドアに触れた途端、こんなことになってしまったのだ。
主猫「Σニャア、フニャア(そういえば、留守の間は部屋に罠を仕掛けてるって言ってたわ)!!;;」
(バンバン!・・・シーン・・)
主猫「ミー・・・(いない)||||」
どうやら紅の罠で間違いなさそう。せつなは、ただの白い猫になってしまった。
以下は、副音声に。
主猫(どうしよう・・・|||||)
(へたっ)
主猫(紅がいつ戻るか分からないし、術式の解き方も知らないし||||)
しかも猫になった今、言葉も通じない。せつなは手立てが失われ目眩がしそう。
主猫(!ん、でも・・ガイって忍亀と話してるわよね?)
(パッ)
主猫(ということは、口寄せ動物と会えたら、何とかなるかもしれないわね!)
閃いたせつなは、すぐに外に駆け出した。近くに口寄せ動物を探しにいくために。
(たたたたたたた・・)
主猫(誰かいますように!ι)
いざ、外へ。