ZZZA
□ニコイチ
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【火影室】
カ「Σデートはダメぇぇ!!#」
綱「Σだから、ただの食事だと言ってるだろ!!#」
ある日の午後、火影室ではカカシと綱手の言い争いがヒートアップしていた。それに周りは口を挟む暇もない。さつきたちはぽかんとして、大の大人の喧嘩を見守っていた。
綱「Σちょっとお洒落なレストランで夜景を見ながら、お話しようってだけなんだよ、この分らず屋が!!#」
カ「Σそういうのをデートって言うんですよ!!#」
綱「Σじゃあ私とお前が同じ状況になったら、それもデートかい!?#」
カ「Σそれはただのパワハラ!!#」
綱「Σんだとぉぉ!?#」
カ「Σ何十年もデートしてないから分からなくなったんですか!?#」
綱「Σ死にたいのか、貴様あああ!!#」
ガ「何事ですか!」
ア「良いところに来てくれたι」
主妹「止めて下さぁ〜い」
そんななか、ガイがドアを開けた。火影室の前を通ったところ、尋常でない怒鳴り声が聞こえてきたため気になったらしい。ガイが入ると、アスマとライドウが疲労困憊らしくため息を吐いた。
ガ「外まで丸ぎこえですよ!」
カ「Σ綱手様ったら、ひどいんだよ!!#」
綱「Σ貴様の頭が固いんだよ!!#」
ガ「ホントに何事だ?」
ラ「ホントどうにかしてくれよι」
カカシと綱手が互いを指差し、気持ちが冷め止まぬ様子。それにガイは圧倒され、周りに尋ねた。
ラ「さつきの次の忍務の件なんだι」
ガ「ほう忍務」
カ「Σこんなの忍務じゃない!!#」
ラ「たくっ、黙ってて!ι」
ガ「どんな忍務なんだ?」
ラ「それが・・」
カ「・・・トだよ」
ガ「ん?」
アスマとライドウが言いにくそうにしていると、カカシが口火を切った。しかし声が小さかった。身体を震わせるライバルに、ガイはもう一度尋ねた。
ガ「何だって?」
カ「だーかーらー・・Σさつきにデートしろって言ってんだよ、この強欲が!!#」
綱「Σ誰に口を聞いているんだ、情緒不安定の変態のくせに!!#」
主妹「こら〜、悪口はダメですよぉ〜」
ガ「ぬぬ、つまりはデートすることが忍務なのか?」
ア「そんなとこだι」
思い出し、カカシは怒り心頭。さつきがマアマアと宥めた。その間にアスマとライドウが説明を補足してくれた。さつきが以前担当した依頼者に気に入られ、食事をすることになった。しかも忍務として依頼されたとのこと。