ZZZA
□アイタイ
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【アカデミー】
ガ「うぬ?」
(ぬっ)
ガ「せつなはいないのか?」
イ「はい、15分ほど前に帰られましたよ」
忍務が終わり、せつなの働くアカデミーに直行したガイ。しかしそこでイルカに、彼女がいないと教えられ、少しがっかり。
ガ「家に帰ったのか?」
イ「いえ、ガイさんを迎えに行くと言ってましたよ?(ニコ)」
ガ「おお、そうか!」
イ「くすっ」
それを聞き、表情がパーっと明るくなったエリート忍者。イルカはそれが可笑しくて笑いが溢れた。
イ「どこに行かれたかは分かりませんが、楽しみにしてましたよ、せつな先生は!」
ガ「む!//ι」
イ「数日ぶりにガイさんに会えるのを(ニコ)」
ガ「///ι」
イルカはからかうつもりもなく、ただ純粋に思ったことを言っているのだろう。おかげで照れて、何も返せない。
ガ(困ったな//ι)
(ポリポリ・・)
イ「今日はお家で、2人でごゆっくりお過ごし下さいね♪」
ガ「ああ//ι」
(シュッ)
ガ「じゃあな!//ι」
イ「はーい、お疲れ様でしたー!」
そしてガイは恥ずかしそうに、その場を去る。彼女を追うために駆け足で。
ガ(オレを迎えにか・・・・)
(シュタッ)
ガ(受付の方かもしれないな!)
忍務受付の方に向かった。すぐに彼女に会えると信じて。
しかし。
【休憩室】
紅「知らないわよ」
ガ「何ι」
受付に着いたガイ。忍務報告書を出し、彼女が居そうな場所を探していると、紅とライドウに出会う。
ガ「来ていないのか?ι」
紅「えぇ」
ラ「ずっといるが、せつなちゃんは見てないよ」
ガ「むむーξξι」
しかし、彼らはせつなを見ていないよう。もし、15分前にアカデミーを出たのなら、着いているはずなのに。
ガ(おかしいな??ι)
紅「せつなに何かあったの?」
ガ「それが、アカデミーに行ったら、“せつなはオレを迎えに行った”と聞いてな??ι」
ラ「で、ここだと思ったのか」
紅「控室のほうも探してみたら?」
ガ「ただ・・ι」
(ちらっ)
ガ「アイツは横着をしないと思うんだが・・ι」
ラ「だよなー」
そう首を傾げ、横を見ると、窓から玄関が目の前に見える。控室に行くにも、待機所に行くにも必ずここを通らなくてはいけないのだ。
紅らに見られないように入るには、それぞれの部屋の窓から直接侵入するしかない。
ラ「せつなちゃんは、窓からやって来たことはないからな」
ガ「うむむξξι」
紅「他の場所に迎えに行ったんじゃない?」
ガ「!お、そうかもしれないな」
それを聞き、ガイはパッと閃いたよう。そしてそれと同時に、
ガ「門のほうに行ってみるぞ!」
(タッ)
と、駆け出し始める。
ラ「行ってらー」
紅「早く行ってあげなさーい」
ガ「ああ!」
(たったったったっ)
ガ(そうだった!門だよな、門!)
せつなをだいぶ待たせていると思い、彼はより急いで、木の葉の入り口に向かう。