ZZZA
□僕らはいつもスレ違う。
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【ゲンマ宅】
ゲ「・・・」
22時。家でゆったりしていたら、インターホンが鳴った。今日は早めに寝ようと思っていたので、ゲンマは嫌々ドアを開けた。するとカカシがニコニコして立っていた。
カ「こんばんは・・あ」
素早くドアを閉め、鍵も欠けた。ゲンマは何もいなかったと自分に言い聞かせた。しかしバンバンと強めのノックがされ、ゲンマは舌打ちをした。
カ「何で閉め出すんだよ!ι」
ゲ「只今、不知火ゲンマは留守にしています。発信音のあとに伝言w」
カ「Σこのドアに留守電機能は付いてないよ、っていうか目が合ったでしょ!!#」
(ドンドンドンドン)
カ「開ーけーてー!#」
ゲ「Σウッセェ!!#」
近所迷惑も省みず、どんどん強く叩かれた。ドアノブもガチャガチャと回された。ゲンマは身体を使ってドアを押さえつけた。鍵だけでは心もとなくて、チェーンも掛けた。
ゲ「Σ今何時だと思ってやがる!!#」
カ「さつきと離ればなれになって2時間と39分だね!」
ゲ「Σ短っ、じゃなくて時間だよ時間、オレ明日早ぇの!!#」
カ「さつきが今晩は帰って来ないから寂しーよー;;」
ゲ「Σオレの部屋の前で泣くな!!#」
外から泣きべそが聞こえ、ノックも弱々しくなった。ゲンマは近所で変な噂が流れると心配した。
ゲ「静かにしろって!ι」
カ「だ、だってぇ〜;;」
ゲ「ご近所さんは最近赤ちゃんが生まれたばかりだから迷惑だ!ι」
カ「へー、オレも子ども欲しいな」
ゲ「Σ変わり身早っ!!ι」
すぐにノックも陽気になった。カカシが楽しそうに“女の子が欲しい”と言うので、ゲンマは知らんがなと思った。
ゲ「勝手に作れば!ι」
カ「絶対可愛いよ、オレらの子だもん//」
ゲ「Σお前とさつきの子な、ちゃんと言ってくれねぇーと誤解されそうなセリフになるだろ!!|||||;;」
カ「あ、そーだ//」
ゲ「Σ今度は何だ!?;;」
カ「その奥さんに挨拶してご利益を頂k」
ゲ「Σちょっと待てぇ!!|||||;;」
開かずのドアが開かれた。