ZZZA
□Sound.
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【ガイ宅】
ガ「ひどい雨だな!」
主「朝までに止むといいわね」
そう言うとガイが肩にお湯を掛けてくれた。浴室にいるので雨音がよく聞こえた。天気予報は当たり、バケツをひっくり返したような大雨だった。せつなが“こんな日に忍務が入ったら大変だろうな”と呟くと、ガイは真逆のリアクションだった。
ガ「大降りのほうが身を隠しやすいぞ!」
主「もぉー、泥だらけで帰ってくるつもり?ι」
ガ「汚れは青春の証だ!」
ウキウキしていた。せつなは後ろから聞こえる恐ろしいセリフに脱力した。洗濯が大変なのに、とボヤいた。でもせつなはガイにぴったりとくっ付いた。浴槽が大きくないので、一緒に入るとどうしてもガイに背中から抱き締められるような体勢になった。もう2人の定位置として決まっていた。
主「テンテンたちに風邪引かさないでね?ι」
ガ「それは気をつけよう!・・・お」
主「やだ、雷もι」
すると微かに空気が震えた。まだ遠いが雷が徐々に近づいているようだ。せつなはふと心配になった。
主「ねぇ、雷で特訓はしないでよι」
ガ「おお、考えたことなかった!だが面白s」
主「Σだからしないで!!ι」
(ゴォン!)
ガ「!」
主「ひゃあ!ι」
突然轟音がし、せつなは驚いた。今のは近かった。どこかに落ちたのか、誰か雷遁の術でも使っかと思った。すると次の瞬間、浴室は暗闇に包まれた。どうやら停電したらしい。
主「あーあ、真っ暗ι」
ガ「すぐ回復するだろう、気にせず浸かっておこう!」
主「頭洗えないな」
ガ「こういうのも悪くない!」
主「Σきゃっ!?//ι」
突如、するりとガイの腕がせつなの両脇を通ってきた。そのまま身体を撫で回してきたので、くすぐったくてせつなは暴れた。手足を縮こめて身を守るが、狭い浴槽で逃げ場などないも当然。
主「ちょ、ちょっと、どこ触ってるの!?///ι」
ガ「見えないと興奮しないか?」
主「それは自分がd、ンアッ!//ι」
ガイは濡れたせつなの肩に唇を落とした。見えなくても彼女の身体が反応したと分かった。
ガ「まるであれだな」
主「っナニよ///ι」
ガ「闇鍋気分」
主「どこが///ι」
ガ「手の感覚だけで、お前を触らないといけないし」
主「ι///別に触らなくてm」
ガ「あと声で、どうして欲しいのか予想しないといけない」
主「鍋は話さないわよ///ι」
ガ「そうだったな」
せつなは悔しかった。暗闇でもガイの口振りから、意地悪い表情をしてると気づいた。ガイの手が遠慮なく、太ももや腰、乳房をいやらしく行き来する。
主(ガイのやつ///ι)
ガ「お、声は我慢するなよ?」
主「んっ///ι」
ガ「せつなの声が聞きたいんだ」
主「アッ、はぁ//ι」
先程まで煩いほど雨音が聞こえていたのに、ガイの声と自身の吐息しか聞こえてこなくなっていた。