ZZZA
□フェイク・ラブ
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【火影室】
カ・ガ・ア・ラ・ゲ「「「「「はああ、お見合い!?ι」」」」」
綱「そうだ」
突如、5人は呼ばれた。揃いも揃って狐につままれたような顔を綱手に向けた。
カ「全く話が見えないんですがι」
ラ「いきなり“見合いするよ”って言われてもι」
ゲ「誰が誰とするんですか?ι」
ガ「Σまさか、またせつなを!?#」
綱「だいじょーぶ、せつなは無関係だよ」
ア「なら、誰が関係あるんですかι」
すでに不安だったが、綱手の機嫌は良さそうだった。カカシたちが入室したときから、ずっとニコニコしていた。それで多少話を聞いてみる気になった。
綱「まず前置きに、私はね、貴様らがどれだけアホなことをしても、忍びとして優秀なのは認めているんだよ」
カ「はぁ、それはどうもι」
ゲ「だけど、って続きそうι」
綱「で、その優秀な遺伝子なんだが」
それも束の間だった。
綱「Σさっさと次に残さんかっ!!#」
ガ・ラ・ゲ「「「うおッ!ι」」」
あっという間に、鬼の顔へ変貌。綱手が怪力で仕事机をぶっ叩いたので、カカシたちは一斉に後退りした。机が壊れるかと思った。
綱「Σフラフラしてないで、ガキの1人2人作れ!!#」
ゲ「別にフラフラしてるわけじゃι」
綱「Σ貴様らは木の葉を滅亡させる気か!?#」
ガ「滅亡とは大げさなι」
ア「アカデミーにいっぱい子どもがいるじゃないですかι」
カ「ん、ちょっと待って下さい!ι」
散々好き勝手言われていると、カカシが勘づいた。
カ「まさかお見合いって!ι」
綱「そう、あんたたちがするのさ!」
カ・ガ・ア・ラ・ゲ「「「「「Σええええええええ!?|||||;;」」」」」
自分たちが見合いをするのだと。聞いてない。皆が混乱してるなか、ガイが逸早く身を乗り出した。
ガ「Σ何をバカなっ、オレにはせつながいます!!ι」
カ「Σオレにもフェアリーが!!ι」
綱「なんだ、カカシはついに幻覚が見えるようになったのかい」
ゲ「さつきのことです」
カ「Σオレ、さつきの子しか産む気ないですから!!ι」
ゲ「そのネタ久しぶりだけど、オマエハウメナイ!」
カ「Σ絶対見合いはしません!!ι」
ガ「オレもです!ι」
カカシもガイに加わった。綱手に負けじと机を叩いて抗議した。言い返されると腹は括っていた。しかし、綱手からは予想とは違うリアクションが返ってきた。
綱「分かってる。カカシとガイは免除だ」
カ「え」
ガ「はー、良かったι」
ゲ「えー」
珍しく話が通じ、カカシとガイは拍子抜けした。さすがに綱手も、好き合っている者同士が一緒になるのが1番だと考えていた。彼らが呼ばれたのは、ちゃんと将来を見据えろと釘を刺したかったからだ。
綱「さっさとこさえろ」
カ「御意」
ガ「プライベートなんで放っておいてください!//ι」
ゲ「ズルくねぇ?ι」
ラ「妥当な判断だよι」
綱「だが、お前ら3人は見合い遂行だよ。他の独身にも伝えてる」
ゲ・ラ「「えー」」
ア「ちょっと待って下さい!ι」
するとアスマも異論を唱えようとした。その理由は言わずもがな。