ZZZA
□・・・you and me.
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【とある森の中】
(ジーー)
カ「テロリストで間違いなさそうだよー」
主妹「人数はぁ?」
カ「入り口付近に、ざっと20人くらいかなー」
草むらに潜むカカシとさつき。カカシは真剣な表情で、双眼鏡を覗き込んでいた。今日は久しぶりのさつきとの忍務。しかも2人で。
カ「まぁ、もうしばらく待ってたら穴の一つや二つ出来るでしょー」
主妹「何とかターゲットの部屋に入れれば、後はそう難しくありませんからねぇ〜」
しかし今回の忍務はAランクのもの。危険度が高いため、カカシには浮かれている暇はないのだ。集中を切らすことなく、双眼鏡越しにターゲットの屋敷を見張る。
主妹「いつ動くことになるか分かりませんし、周辺の地理を確認しときましょうかぁ〜」
カ「その方がいいね」
主妹「この森の見取図は?」
カ「オレ持ってるよー」
主妹「借りてもぉ?」
カ「今奴らに動きがあったから、勝手に取ってくれるー?」
屋敷のほうの動きに変化があったよう。カカシの神経がそちらに集中する。
カ「ポケットに入ってるから」
主妹「はぁ〜い」
(ズボッ)
カ「え」
そんな緊張感のある場面。さつきはすぐに手を突っ込んだ。
(ゴソゴソゴソ)
カ「Σおおおおおおお?!/////;;」
主妹「あれ〜???」
カカシのズボンのポケットに。
主妹「どこにあるんですかぁ???」
(ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ)
カ「Σあああああ/////;;;」
見つからないようで、激しくポケット内を探るさつき。それが彼の“大事なところ”に触れていた。
カ「ちょ、ちょっ、アッ、さつき?!////;;」
主妹「もっと奥ですかぁ???」
(ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ)
カ「Σアァ!//ι」
それに反応し、彼の身体はビクつく。完全に集中力は切れた。しかし、カカシも一流忍者。大事な今、屋敷から目を離すわけにはいかない。
カ「Σさつき!?//;;」
主妹「??んんん??」
カ「Σ後でなら嬉しいんだけど、そういうことを今されると!!/////;;」
主妹「??そういうことぉ???」
(ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ)
カ「Σストップ、ストップ、ストップ!!//////;;;」
これ以上はマズイ。カカシは何とか屋敷の様子を見届けてから、さつきを止めた。