ZZZA
□どうにも止まらない。
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【ガイ宅】
主「・・・zzz」
ガ「・・・」
昼前。ガイが家に帰ると、珍しくせつながベッドで昼寝をしていた。
ガ(本を読んでたみたいだな)
主「スー・・・」
彼女の横には開いたままの本が。どうやら読書中に眠ってしまったのだろう。
ガ(鍵も掛けず・・・不用心なやつだι)
主「ん」
ガ「!」
主「・・・zzz」
ガ(ホッι)
ガイは何となしにその無防備な頬に触れてみる。一瞬焦ったが、彼女は静かな寝息をたて続けた。
(ギィ・・)
主「・・・zzz」
ガ(全く起きる気配がないなι)
ベッドに腰掛け、ガイはため息を漏らす。何せ里には彼女を狙っている男が多数いるのだ。あまりに危なっかしい。
ガ(オレが帰ってきたからいいもののι)
そんな彼女が心配でならない。しかし、すぐに他のことが彼の頭を過った。
ガ(それにしても)
(ちらっ)
ガ(どこまでしたら起きるんだ?)
主「・・・zzz」
ガ(ウズッ//)
忍務に必要なものを取りに帰っただけなのだが、小さないたずら心が芽生える。
ガ(試してみるか//)
(すっ)
そして早速ガイは人差し指を使い、彼女の細い首筋をなぞっていく。それはそのまま鎖骨を通り、彼女の胸元に。
ガ(服が邪魔だな・・)
(ポチッ)
するとそれはせつなの着ているカーディガンとブラウスのボタンのほうに。ポチ、ポチッとボタンを1つずつ外れていく。数が多いため、急ぎながらも慎重に事を進めた。