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□痛いのはどこ?
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【待機所】
(バッチーン)
紅「あ!ι」
ア「おいι」
空気が緊迫した。アスマと紅ですら固まった。
カ「そういう問題じゃないよ」
主妹「・・・」
待機所には他にも数人の忍びがいたが、カカシとさつきを遠巻きに囲んだ。皆が心配そうに様子を伺っていた。
主妹「す・・すいません」
カ「・・・もう行って」
主妹「はい」
カカシは冷たく言い放った。さつきはうつ向いたまま、素直に部屋を後にした。カカシは彼女を見ようともしなかった。さつきがいなくなった途端、紅は駆け寄った。
紅「今のは何!ι」
ゲ「いきなりビンタって・・・おかしいだろ!ι」
カ「関係ないじゃない」
ゲ「あ、んだと?#」
不穏な雰囲気が、周りにも伝染していた。原因はカカシだった。ゲンマにも喧嘩腰な態度をした。にも関わらず、カカシのほうから背を向けた。
カ「オレももう行くから」
紅「ι!ちょっと、カカs」
ア「行かせてやれ」
1歩踏み出した紅を、アスマが止めた。今のカカシには、そのほうが良いと判断した。ゲンマにも目配せしてから、首を左右に振った。ゲンマも渋々気持ちを収めた。止める人がいなくなると、カカシは無言で部屋から出た。
紅「もぉ、アスマー!ι」
ア「いいんだよ、コレで」
紅「どこが!ι」
ゲ「どーしたんだよ、あいつι」
ア「・・・」
友人たちはモヤモヤした気持ちと一緒に部屋に残された。