夢の音2

□第十二話
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真「希空さん、これからどうします?」

希空「行動は明日の朝ね。ところで、貴方はその刀の使い方わかってる?」

真「使い方?ただの刀ですよ?まぁたまにいうこと聞いてくれませんがね。」

あははと笑うと、希空さんが鼻で笑った。

希空「その刀は貴方のためだけに作られた刀で、貴方の意思で形を変える。刀から槍に、または刀から銃に。」

この刀にそんな力が…。

希空「あと、貴方が望めば刀はすぐ目の前に現れるわ。いくら離れていてもね。」

真「そうなんだ…。ん?」

私は外を見る。

希空「どうしたの?」

真「あそこ…。」

誰かがこっちに向かっているようだった。

希空「あれは殿!?」

真「信長さんもいる…。」

希空「覇王と魔王か…。いやなタッグだわ…。」

私と希空さんは門へと向かった。














希空「御無事でなによりです、殿。」

曹操「うむ、夏侯惇たちはおらぬか…。」

希空「残念ながら…。」

希空さんは自分の主と普通に話している。
でも、正直私は曹操殿も苦手の対象だ。

信長「うぬはこの信長と同じく、曹操も…か。」

真「…。」

無理だ…。
どう対応したらいいかわからない。
助けて、濃姫さん。

光秀「真殿、希空殿とは…。」

真「それは…。」

希空「話せば長くなるわよ。とりあえず敵ではないので。」

笑って信長に言っていた。
ついていけない…。

曹操「…。」

典韋「…。」

許褚「…。」

3人の視線が突き刺さる。

許褚「ほんとに命じゃないだかぁ?」

真「うん。」

典韋「ほんとに似てるなぁ。」

曹操「顔は似ているが、性格は違うようだな。」

真「ははは…。」

あの子はかなり顔が広いんだな。

希空「一回大暴れしたからね。あの時はかわいそうなことしたよ。」

真「そうですか…。」



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