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□rain
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「雨って憂鬱…!」
睦月「そう?僕は好きだけど」
「そうなの?猫だからてっきり苦手なのかと思ってた」
睦月は読んでいた本をパタンと閉じて窓辺で外を眺めていたマナを後ろからぎゅっと抱き締めた。
睦月「だってね、家でずーっとマナといちゃいちゃごろごろ出来るし外に行くときは相合い傘出来るしちょっと肌寒いからぎゅって出来るし」
睦月の言葉に成る程 と、納得したマナは睦月に向き直り同じようにぎゅっと抱き締めた。
「私は髪の毛広がるし外で遊べないから好きじゃなかったけど 睦月と一緒なら好き」
睦月「うん、でもマナと一緒ならどんな天気でも好き」
雨を眺めながらのティータイムも悪くはないかなと思いながら、少しぬるくなった紅茶を飲んで二人は笑いあった。
雨なんて…。梅雨なんて嫌いだ…。
髪の毛がもさもさになる(´;ω;`)