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□テスト前
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「あー うー…。」
ブチャラティチームがよく使っている喫茶店でマナは参考書や教科書やノートとにらめっこをしていた。
実は学校の課題考査の(ピー)日前。ギャングとは言えマナは学校に通っている身、きちんとテストは受けなければならない。
ジョルノは頭が良いのでこんな心配をする必要も無いのだろうが…。
フーゴ「マナ、どうしたんですか猫背になってますよ」
「そこは放っといてよ テスト勉強」
皆は僕達が集中出来るようにとこの場所を提供してくれた(ジョルノが勉強に使うことはほとんど無いが)
フーゴ「教えてあげましょうか?」
「ほんと?ありがとう」
正直助かる。ナランチャがよくフォークでぶっ刺されているが、あれは理解できてないときや話を聞いていないときに行われる行為なのでまぁ大丈夫だろうとたかをくくる。
思った通り、フーゴの教え方は先生より上手く分かりやすかった。言ったことをきちんと理解できているので、フーゴの機嫌も良くなってきた。
が、マナには一つ欠点があった。
『忘れっぽい』
そのときは理解できていても一日ほどたつと頭から抜けていってしまうのだ。マナも直そうと思って、ノートの取り方など色々工夫もしているのだが、中々直ることがない。
フーゴ「大体理解できてますよ、じゃあもう一度最初から解きましょうか」
「はーい」
フーゴ「明日も教えてあげますよ、良い点とらなきゃ承知しませんからね」
次の日、昨日教えたはずのやり方を忘れているマナにフーゴの雷が落ちたのは言うまでもない。
それに懲りたマナは欠点を何とか克服して今日もフーゴのお世話になっている。
「(だからえーっと こう?)」
フーゴ「(そうです!さすがマナ)」
テストって美味しいのかな!勉強理解できないです、フーゴたんに教えて貰いたいです…。(フォーク抜きで)