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□初恋は計画的に
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放課後の教室でイヤホンを耳に突っ込んでうとうとしていると何聞いてんの?と、上から声が降ってきた。僕はその声に反射的に返事をした。
「 深海マーメイド」
その声は再びどんな曲?と、聞いてきた。僕はモチーフの話をした。
「泡になった人魚姫が百年経ったら人間として生まれてこれる そんな曲」
ハッピーエンドが好きなんだな、とその声の主は呟いていた。
「うん」
そろそろ本気で眠くなってきたのでふわりとあくびをすると、その声は最後にもう一つ と、言った。
「お前の好きな人って誰?」
「同じクラスのシャチ といつも一緒にいる隣のクラスの男の子」
「そうかありがとう、お休み」
その声で完璧に眠りに落ちたマナは、頭上から降ってきた声に気付かなかった。
「何だ、俺の事知ってたのか まぁシャチに仲介頼むか」
そう呟いたペンギンはスタスタと早足で教室を出ていった。マナは数分後、委員会が終わった友達に叩き起こされ理不尽だ!と怒っていた。
その後、シャチによって紹介されて彼の名前がペンギンだと知る。
ペンギンがマナに告白する日もそう遠くはないだろう。
ペンギンさんに嵌まって初夢…。タイトルは気に入ってるんですが生かしきれてないな(´・ω・`)夢現な所に質問して本心を聞き出してからって所が計画的…?