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□音信不通
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生きてるか死んでるかなんて僕には解らないけど連絡くらい寄越してよ。

毎日作る二人分の料理に虚しく呟いて、僕は余った一人分の料理をゴミ箱に放り込んだ。いい加減止めれば良いのに帰ってくるかもしれないとの淡い期待で毎日毎日作ってしまう。

小さく鏡に向かって貴方の名前を呟く 勿論返事は得られないがこれも習慣のようになっている。

イルーゾォ「ただいま」

鏡の中から声がした。

「 は?」

イルーゾォ「だからただいま、連絡しなくて悪い、遅くなってすまない、俺の居場所はまだあるか?」

イルーゾォの声はほとんど素通りしていったが最後の言葉はきっちり聞き取れた。

「有るに決まってるじゃないか!僕のとなりには君しかっ」

イルーゾォ「 ごめん解ってた、情けない俺の確認」

鏡から出てきたイルーゾォはか細く呟いてマナを強く抱き締めた、そして色々話してくれた。

仲間が負傷した事、自分も意識不明の重体だったこと、譫言のようにマナの名前を呼び続けていたこと。

イルーゾォ「ごめんな、これからはそばにいられるから」

「嘘吐いたらそのお下げもぐから」

そう言った、だが涙声じゃ説得力無いよと笑われて悔しかったので、お下げを引っ張ってやった。痛がっていたので良い気味だと思った。





何だろう 最近こんなのしか書いてない…。
切ないになりきらない微妙なものしか…。
暑さの所為でしょうかね。
 

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