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□四月二日に好きって言う
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「源田」

マナは目の前に座っている源田に重々しく切り出した。

「…出来たんだ」

源田「嘘吐け。ヤってないだろ。」

「お前の思考回路終わってるね、彼氏が出来たって言ってるんだけどな」

源田「誰だ?」

「聞きたい?」

ニコリと笑ったマナ

源田「聞かなきゃ殺せないだろ?」

同じくニコリと良い笑顔になった源田。

「好きだよ、源田」

源田「え 嘘」

「うん、嘘 エイプリルフールおめでとう。悔しい?」

ニヨニヨと笑っているマナに源田はサラリとこう返した。

源田「 いや。彼氏が出来たって言うのが嘘で嬉しい」

「!!」




成神「源田先輩とマナ先輩が付き合ったそうですよ!」ニヨニヨ

佐久間「そうか、今日はエイプリルフールだったか」

鬼道「流石にもう誰も引っ掛からないだろうがな」

鬼道と佐久間は苦笑いを浮かべた。

辺見「去年俺が見事に引っ掛かったからな」

去年見事に引っ掛かり、苦い思いをした辺見は頭を抱えた。今年はもう引っ掛からないと強く決意したがつい引っ掛かりそうになる。これも苦労人気質のせいだろうかと痛みだした頭に手をやる。

源田「おはよう」

「おはよ」

成神「マナ先輩!源田先輩と付き合ったって本当ですか?」

部室の皆は反応が悪かったので、からかうような笑顔を二人に向けた成神は次の瞬間思いもよらなかった衝撃の一言を聞くこととなった。

「な 何で知ってるの!?」

全員「え?」

「やだな いつバレたんだろ」

全員「源田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

源田「え ちょ!いつそんな事にっ」

源田フルボッコ、御愁傷様です。

「(ドキドキさせた罰!)」


四月二日に好きって言う END





昔書いてた懐かしいものを引っ張ってきました。この頃源王大好きだったなぁ…(遠い目。)

 

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