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□天気予報
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「 雨か」

僕は腰かけたソファーから窓越しに空を仰ぎ見てため息をついた、灰色の空から降ってくる雨。出掛けるのに適している天候だとはとても思えない。

「雨は嫌いか?」

窓と僕の間に入ってきた人物 ウェザーリポートは僕の顔を覗き込んできた。どうやら僕の言い方が心に引っ掛かったようだ。

「嫌いじゃあない、ただ出掛けるには向いてないと思っただけさ」

僕はウェザーに向き合うようにソファーの背もたれに肘をついた、天気予報では晴れになっていたから友人と出掛けるつもりだったのに…。

「友達とか?」

ウェザーが少し笑いながらそう言った。思っていることをすんなり言い当てられたので僕は驚きつつも素直に頷いた。

何故解ったのかとウェザーに尋ねると彼は悪戯っぽく微笑んでみせた。

「君が最近出掛けてばかりで少し寂しくてな」

「あ ごめん」

反射的に謝ってから気づく ウェザーのスタンド能力は…。

「ウェザー!」

「何だい?マナ」

俺は何にも知らないなと言うように首をかしげたウェザーに頬を膨らませる。

「一緒にいたいならこんなに回りくどいことしなくても言ってくれれば!」

「俺は言葉で伝えるのが苦手でね」

…絶対に嘘だ!と、思いながらも僕は全身から構えオーラを出しているウェザーリポートの胸に飛び込んだ。

いきなりの雨が降るのは俺が寂しい合図。とウェザーが呟いたのでじゃあ毒カエルが降るのは?と聞くと黙り込んでしまった。

「その時が来ないと解らない」

が、彼の答えだった。

「ウェザー、ウェザー」

「 何?マナ」

「大好きだよ!」

「俺もマナが大好きだよ」

ウェザーは小さく耳元で囁くと僕をぎゅーっと抱き締めた、たまにはこんな休みも良いよね!と言うと

「 そう」

と、返された。何だか嫌な予感がするなぁと思ったら一ヶ月間雨が降り続いた。『たまには』って言ったのに…。





ウェザーリポート可愛いですよね…。 口調捏造部分とかありますが…。勿論ウェザーの顔と夢主の顔は近いです(^q^)

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