main
□風邪引き
1ページ/1ページ
プロシュート「リゾット 大丈夫か?」
朝、いつものようにプロシュートが食事を作っていると、リビングに入ってきたリゾットの目がいつもにもまして真っ赤になっている事に気づいた。
リゾット「 あぁ」
リビングに入ってきたリゾットは足元がふらふらとおぼついていなかった こういう時は二日酔いか風邪のどちらかだ。
どちらにしても面倒臭いことになりそうだとプロシュートは溜め息をつき、エプロンで軽く手を拭いて手の甲をリゾットの額に当てた。 低体温の筈のリゾットの額がかなりの熱を持っている。
プロシュート「 風邪だな」
リゾット「 ノート頼んだ」
プロシュート「今日は土曜だ 頭大丈夫か?」
リゾット「…寝てくる」
プロシュート「暖かい格好をしろ、飯は食えるか?」
リゾット「多分」
リゾットはガクリと膝をついた 動けないリゾットをプロシュートはひょいっと抱き上げソファーに寝かせた。
リゾット「 悪い…。」
ゼェゼェと荒い息のリゾット よっぽど弱っているらしい。
プロシュートはフと思った あれ?ちび達が起きてこない。
プロシュート「まさかっ」
イルーゾォ「」げほげほ
ギアッチョ「 クソッ!」
メローネ「」げほっ
プロシュート「 やっぱりか」
プロシュートがドアを開けるとイルーゾォとメローネが咳き込んでいて、その間でギアッチョがおろおろしていた。
とりあえず風邪を引いていなさそうなギアッチョを呼んでリビングに向かうと珍しくギアッチョが静かだった どうやら二人が心配らしい。
プロシュート「大丈夫、飯食わせて暖かくすればすぐ直るから」
ギアッチョに目線を合わせてそう言えば頬を赤くしてぷいっとそっぽを向いた。 心配してるのが解られたのが恥ずかしかったらしい。
ギアッチョ「プロシュート…。」
ぐぅー
プロシュート「 って火かけたままだったァァァァァァァァッ!」
スープが吹き零れていた。
ギアッチョにご飯を食べさせてスープを片付けて三人分のお粥を作り終えた時にはもう11時を回っていた、イルーゾォ達に運ぼうとするとギアッチョが運びたがったのでメローネの分を手渡した。
ギアッチョがきちんと冷まして食べさせていたのには心が暖まった、食後にホットミルクを飲ませて寝かせておいた 子供なので回復が早い。
問題はリゾットだ。
リゾット「寒い…。」ガタガタガタ
プロシュート「薬飲んだな?」
リゾット「嫌だ 苦い」
プロシュート「飲め馬鹿がァァァァァァァァッ!」
薬を飲まなかったリゾットの風邪が中々治らなかったのは言うまでもない。
暗チは絶対家族だ!と、思いながら書いたもの。ホルマジオとかペッシとかソルジェラごめんね…。