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□寒い日は
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※若干メローネがフルスロットルなので気を付けてください。



任務から帰ってきた僕を見てリゾットが一言こう言った。

リゾット「ん?どうかしたのかその顔」

「どうかって リーダー感覚無いんですか?寒くないんですか!?」

リゾット「 室内だぞ?」

リゾットは信じられないと言う顔をした こちとらぬくぬくのジャッポーネ育ちなんだよクソッ!(地元はよく大雪に見舞われたけれども!)

「僕は今までにこんな寒い思いをしたことはありません!誰か炬燵出せこのやろォー!」

リゾット「炬燵 もうそんな時期か」

「え?有るんですか?」

リゾット「当たり前だろ」

リゾットは真顔ですぐ近くにある襖を開けた(そう言えばこのアジトにはちょくちょく日本文化が取り入れられていたっけ…。)

〜設置中〜

リゾット「でも出したら部屋が狭いんだ…。」

「わぁーvV僕んちには狭くて無かったんですよ!炬燵」

リゾットの話は華麗にスルーしてマナは目をキラキラとさせている、どうやら家には炬燵が無かったらしい。そのはしゃぐ様はまるでお菓子を貰った子供のようだった。

リゾット「…。」

モゾモゾと炬燵に潜り込むリゾットにマナはため息をついた。

「…やっぱ寒かったんじゃあないですか まずは格好を改めてくださいよ…。」

リゾット「五月蝿いぞ」

ぬくぬく

「…。」

もぞもぞ

リゾット「お前もか お前だって薄着じゃないか」

「リーダーには負けます!僕はそんなに肌露出させてませんし!」

メローネ「あ!炬燵!」

任務から戻って来たらしいメローネも炬燵の存在に気付きいそいそと隣に潜り込んできた。

「ちょっ メローネ足冷たい!」

メローネが寒いのか足を執拗に擦り付けてくる、正直気持ち悪い。

メローネ「マナの足暖かい、ベネ!」

「冷たいからやめ ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

メローネ「暖かーvV」

あろうことかメローネはマナの太ももに自分の冷えた手を差し込んだ。気持ち悪さと冷たさでマナは叫んだ。

リゾット「ショートパンツなんか穿いてるからだろう」

リゾットは関係ない、寧ろ耳障りだと言うような雰囲気を漂わせている そろそろ黙らないとメタリカを食らわされそうだ。

メローネ「ベネ!」

「メローネ最低ッ! 手なら暖めてあげるから貸して!」

メローネ「わーい♪」

太ももを触られるよりはましなのでメローネの手を両手で包んで暖めてやる。一応任務帰りだしこれくらいは良いかとついでに暖かい息をかけてやった。

メローネの手は元々体温が低いこともありひんやりとしていて中々暖まらなかった。

「メローネ冷たい…。」

メローネ「じゃあ胸に手入れさせてよ」

「殺すぞ」

仕方無く最終手段の首に手を当てさせてやる、少し冷たいがたまに位は優しくしてやろうと一生懸命暖める。

メローネ「何か想像しちゃうなぁ」

「…何を?」

メローネ「君が一生懸命俺に奉仕する場面 ごふぁっ!?」

「 最っ低!」

メローネ「顔真っ赤ーwww」

「 お前もな」

マナに殴られたせいか鼻血で顔が赤く染まっている。

メローネ「っと 処理してくる」

メローネが炬燵から出ていき、またリゾットと二人きりになる。ちらりとリゾットの方に視線を向けると此方を見ていたらしいリゾットと目があった。

「…。」

何か気まずいのでフイッと顔を逸らすがリゾットの視線を感じる、尚も視線を逸らし続けているとリゾットが隣に移動してきた。

不思議に思っていると不意にリゾットがマナの名前を呼んだ。

「何ですか?リーダー」

リゾット「 膝枕」

「どうぞ、足が痺れるから少しだけですよ」

どうやらずっとこれがして欲しかったらしい、可愛い所も有るんだなぁと思って優しく頭を撫でる と、何か変な気持ち悪さが足を駆け巡った。

リゾットが僕の足を撫で擦っていると解った瞬間僕は閉じていたリゾットの目をこじ開けてミカンの汁を流し込んだ。

その後 いつも赤いリゾットの目が益々赤くなったのは言うまでもない。

end



リーダーキャラ崩壊ごめんなさいっ!最近暗チ好きすぎてやっちゃいました☆炬燵良いですよね…。

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