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□雨の日も貴方となら
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今日は天気が悪いので部活はなくなった。
なので帰ろうと思い置き傘を取りに部室に向かった。
…だが置いていた傘がなくなっている。
成神「ッ!まさか」
部室のドアを開けて外を見ると 思っていた通り俺の傘を使っている佐久間先輩と辺見先輩。
と、佐久間先輩は俺に気づいたのか振り向いてニヤリと笑った。
そして口パクで
成神「…感謝しろ?」
俺は額に青筋が浮かぶのを感じた よし、明日キラースライド仕掛ける!←いつも交わされるけどな!
俺は溜め息を吐いて部室のドアを閉めた。
そして被って帰るタオルを取りに自分のロッカーへ向かった。 その時部室のドアを開く音がした。 俺を呼ぶ声も
源田「健也」
成神「…へ?」
俺は間抜けな声を出して後ろを振り向いた。
多分その時の俺はかなりの間抜け面だったに違いない。
源田「傘使われたんだろ?狭いけど入っていけよ」
源田先輩 いや、俺の恋人はフワリと優しく笑った。
成神「 はいっ!」
明日のキラースライドは勘弁してやるかと俺は心の中で一人笑った。
源成甘甘。
H23.06.30.