未来への道
□出会い
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暗い夜の中、声が響いていた。
「そこか!」
「あまいよ」
一人の少女が男の後ろをとり、攻撃をしかけた・・・
「あまいのは、どっちだ!」
「な・・・」
その男は、攻撃を仕掛けてくることに気づいており、それを知らなかった少女は攻撃をもろに受け、おもいっきり木に体を叩きつけられてしまった。
「ぐっ・・」
その攻撃で、その場から動けなくなった少女の前に男が立ち、拳を振り上げていた。
「これで、終わりだ」
そう言い、拳が少女めがけて振り下ろされたところ・・・
パシッ
「させない」
「なにっ!」
男と少女の間に、いつの間にか赤い目の少女がいてその男の拳を止めていた。
その少女は赤い目を光らせ、鋭い目つきで男を睨んでいる。
「っ・・」
「大丈夫か?」
「うん。ありがとう、おねぇちゃん」
座り込んでいた少女は立ち上がり再び体制を立て直しました。