イナゴ 夢小説
□キス
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紅音「えっと……宿題は………あった!」
僕は無事に宿題を手にいれた。
サッカー棟の鍵が閉まっていたら困ると思っていたが、意外にもまだ開いていて、助かった。
だが、鍵が開いているということはまだ誰かが残っているのだろう。
更衣室にはいないから……ミィーティングルームかな?
紅音「あいさつくらいはしなきゃね!」
僕はミィーティングルームの扉をノックして、開けた。
そこには案の定人がいて、その人は僕が想像していた人だった。
紅音「神童先輩!」
帰る支度をしているらしい神童先輩が僕を見て微笑んだ。
神童「待ってたぞ、紅音」
紅音「えっ……?」
神童先輩は目を細める。
神童「冗談、だ。俺はそんなに健気で女々しくない」
先輩はなぜかとても嬉しそうだ。
そして、理由はわからないが神童先輩が嬉しいと僕も嬉しい。
紅音「あの、先輩、一緒に帰ってもいいですか?」
神童「ああ、もちろん」
僕たちは二人でサッカー棟をでた。