拍手再録

□ハロウィン
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「なあなあ」
部活中、突拍子もなしに俺は話し掛ける
『どうしたの?遊くん』
でもそれもお手のものとでもいいたげに返してくる
「今日ハロウィンやけどなんか作る予定?」
『うん、あのね
パンプキンパイを作ろうかと思ってるの』
「なかなかおいしそうな予定やな〜」
『でしょ?』
「だから俺も行っていい?」
『遊くんが?』
「せや、だってパンプキンパイ早う食べたいし」
その言葉にくすりと笑われる
『なら帰り一緒に帰ろうか?』「それがええな
帰り道にか弱い女の子一人じゃ危ないしな」
「それはお前だ」
突然背後に現れる川末。
「帰りの約束の前にまだ部・活・中だ」
『頑張ってね〜
遊くん』
「殺生やな〜」
川末に遊部は引きずられながら部活に戻っていった




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