VOCALOID
□けいおん!
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「ミクちゃん!レン!バンドやろ!!」
と、突然リンが言い出したことが始まりだった
「え?バンド?なに、リンバンドすんの?」
「レンもやるんだよ〜」
「え〜。ったくしょうがないな〜」
(リンの頼みとあっちゃ断れないしな。バンドって何すんだろ?)
「やったぁ〜レン大好き!!」
(もう、レンくん、あたしのリンちゃんといちゃいちゃして!)
「あ、あたしもやる!!」
「ミクちゃんありがと!よし、今日から練習しよ!」
リンとレン、そしてミクの三人は、音楽室に向かった
ギターはリン、ベースはミク、そしてドラムスレンと言うように役割が決まった
「ふふふ」
「どうした、リン?いきなり笑ったりして」
「実は皆さんに発表があります」
「え?な、なに?リンちゃん」
「実はメンバーをもう一人連れてきました!!」
自慢気に言い放つリン。
「げっ!」
レンがあからさまに嫌な顔をした
「げっ!て酷いよレンくん〜。」
「ミクちゃんに紹介するね、こちらの青い髪の人はカイト兄だよ。カイト兄は少し経験者だから連れてきました!」
「カイト兄はキーボードでもやってもらおっかな?よし!なんかバンドらしくなってきたね!」
そして、練習を再開するリン達
そして
「あたしはもっと可愛い感じの曲がやりたいの!」
「うるせぇ!俺はもっと、なんていうかロックっぽいカッコイイ曲がいいんだよ!」
「まあまあ、二人とも落ち着いて!」
カイトが制止に入る
「カイト兄は黙ってろ!」
「そうです!カイトさんは黙っててください!」
「うう、二人とも酷い」
「みんな〜どうしたの?いかにも音楽性の違いで解散するバンドみたいなやりとりしてるけど」
リンが不思議そうな顔をして首を傾げる
「なんでもないよリンちゃん。さぁ、練習しよっか」
「うん!」
結局、方針はミクの可愛い曲でもレンのカッコイイ曲でもなく、リンの楽しい曲に決まった