旧作部屋①
□貴方の優しさに包まれて
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幸せなはずなのに、とても不安なのは何故なんだろう。
その理由は僕と太子の身分がかけ離れていて、到底釣り合わない人間だから。
本来なら近づくこと、言葉を交わすのも恐れ多い人。決して手が届かない尊い人。
そばにいても、触れ合っていても、僕は怖い。不確かな愛、不安定な関係。太子の気分次第で容易くこの関係は終わってしまう。
いつかそれを告げられるのが、恐ろしいんだ。気分はまるで死刑宣告をされた罪人のよう。
だからもう、
終わりにしましょう？
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