晴れのうち水玉模様

□2Q
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体育館を2面だけなら使っていいとか言ったあたしが馬鹿だった!!
キャプテン達はさっきから帝光中の方ばかり見てて集中しないし、
黄瀬は目が合えば手を振ってくるし、青峰はオレの相手しろ!とか言ってくるし、
最終的には俺様何様赤司様が何だか睨んでくるし……、嗚呼もう。



最悪っ!

思わずそう叫んでしまった。


坂滝先生も先生で、顧問だけど何処か変なところで放任主義だし……。
お願いです先生。皆を注意してください。
もう泣きそうだよ。うっ、うっ。



……嘘泣きです。すいません。調子こきました。



まぁ、そんなことの繰り返しで4時間の練習もあっという間に終わってしまいました。あと10分位で12時です。

12時からは他の集団が使うから練習時間は何時も4時間位で終わり何です。
あっ、言い忘れていましたが此処は市民体育館と位置付けられているので此処の区の人は予約さえ取れば何時でも使えるんです。


ちゃんと青峰とのミニゲームもしましたよ?部活の終わったあとの5分で。

黄瀬とはまた違う強さの青峰は何だかあたしと同じ臭いがした。
でも結果はあたしの余裕勝ち。あたしに勝てるのはあたししかいない。




そして今はクールダウンが終わって柔軟をしている途中です。



「海月っちって、体柔らかいんすね?」

そう言う黄瀬も男子としてはかなり柔らかいほうだと思う。

てか海月っちって何だろう?そう聞くと尊敬した人には〜っちと独自のルールがあるらしい。


「まぁ、あたしの家系は父さん以外皆柔らかいからね」


「そうなんすか?」


「うん」



黄瀬と会話をするのは別にいい。それはね。だけど………、さっきからあたしの後ろにいるこの紫色のデカブツをどうにかしてほしい。


「あのさ、黄瀬……」


「何すか?」


このあたしの後ろにいるデカブツは誰!?


「あれぇ〜?オレの自己紹介聞いてなかった?」

えぇ。初耳です。

「まぁ、しょうがないよね。だって心の中で言ったんだもん」
「ゴメン。アンタもしかして馬鹿?


えっ?馬鹿だよね?えっ?だって心の中で言ったって誰にも聞こえないよ?えっ?大丈夫?いい病院紹介しようか?


「何かイラッときたんだけど。何でだろ?

まぁ、いいや。オレは紫原敦ヨロシク」

「えっ?あっ。うん。ってかさ、あたしが背の高い奴嫌いって知ってるよね?」

「え〜……っと?うん?」

えっ?何?今の疑問系。知らないなら知らないって言えよ。
「知らない」
お願い心を読むのは止めてくれないかな。


「ハァー……。何かアンタを相手にするのは馬鹿馬鹿しい気がしてきた……」


「それは置いといてさ……何かお菓子持ってない?」


「お菓子?お菓子なら鞄の中にはまいう棒g「それ頂戴」………お願い。話しは最後まで聞いて。まぁ、別にまいう棒だから構わないけど……」




そしてあげたら赤司の所に行きました。
疲れた、部活の練習より疲れるとかどういう事だよおい。

部活の皆は既に帰りました。残りはあたしと帝光中のカラフルな頭の人達だけ。

すると桃色の髪の毛をしたこう………ボンッ、キュッ、ボンッな子が近付くてきた。

近くで見ると余計に可愛いです。



「あたしに何か用かな?」



「えーっと……、私桃井さつきっていいます!」


「えーっと?……これあたしも自己紹介した方がいい?」


「うぅん!大丈夫だよ。あの…海月ちゃんって、呼んでもいい?」

くっ、クソ!そんな可愛い顔で聞かれたら駄目何て言えないに決まってるだろ!!


「海月ちゃんこの後何か用事あるかな?」


「特に無いけど……どうして?」


「この後私を含めてあの残りの7人でご飯食べに行くんだけど……海月ちゃんもどう?一緒に」


まぁ、食事位なら……、と引き受けたあたしに本日二度目の不幸が降りかかる事をあたしはまだ知らない。



「それよりさつきちゃん。先程から此方をチラチラチラチラ見ている緑色の頭のお方は何かあたしに用事でもあるのでしょうか?」


「ミドリンの事は気にしない方がいいよ!」

「えっ?」
「気にしない方がいいよ!」

「何d「気にしない!」………ハイ」






















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