光と闇A

□34話
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カイトが鎖野郎だった事
そしてクルタ族の生き残りで蜘蛛を憎みウボォーギンを殺し今はクラピカを狙っている事を蜘蛛の団員達に話した



クロロ
「俺達からは手は出さない」


クロロの言葉に団員達は不満の顔を見せる
その中でもノブナガは特にぶちギレていた


ノブナガ
「ふざけんなよ…団長…いやクロロよ…それ本気で言ってんのかよ!?」


クロロ
「そうだ…」


あっさりとクロロは答えた


団員達からすればカイトは大事な仲間を殺され仇…
でもカイトからしたら蜘蛛は大切な仲間を殺された憎き仇


クラピカはカイトの気持ちもノブナガの気持ちもわかるため何も言えなかった


目の前で仲間同士が言い合うのを見ないように俯く事しかできなかった


ゴン
「いい加減にしろ!!」


クラピカの変わりに声を上げたのはゴンだった


ゴン
「今1番辛いのはあんたらじゃなくてクラピカでしょ!?少しはクラピカの気持ちも考えたらどうなんだ!!仲間なんだろ!!」


団員達がクラピカに目を向けるとクラピカは体をうずくまり両耳を塞いだ状態で顔を伏せていた


マチ
「クラピカ…」


ゴン
「そのカイトって人ってクラピカと同じクルタ族の生き残りなんでしょ!?仲間は大事なのに何でその気持ちを他の人達にも分けてやれないんだ!!そうすればカイトもクラピカも苦しまなくてすんだんじゃないの!?」


「「……」」


クラピカ
「ゴン…」


ゴンの言葉に黙り込む団員達


ノブナガ
「ちっ…わかったよ!!」


クロロ
「全員一致だな…」

ノブナガ
「だが!!奴の方から手出して来たら迷わず叩き切るからな!!いいなクラピカ!!」


クラピカ
「…うん……」


ノブナガのあまりの剣幕にクラピカは頷く事しか出来なかった
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